ペンペン お久しぶり、こんにちは


化粧をしているかのような顔つきが特徴のジェンツーペンギン


そう、ボクがかの有名なペンペンさ!




うし いきなり何だ、その自己紹介は!?




ペンペン 絶対ボクのこと忘れてると思ってね




うし いや逆に、お前のことを忘れる人はいないと思うが・・・


ちなみに私はジャージー牛のジャージーだ


・・・一応、な




ペンペン ま、そんなことは置いといて・・・


実はボク達、海外へ進出しましたー! パチパチパチパチ!




うし 正確には、私のご主人の研修に連れていかれただけだがな・・・


大体、海外に進出どころか日本ですらまともに活動してないのに・・・




ペンペン そういう細かいことはい・い・の!


南国の国だよ、南国の国 たまんないよね~!




うし マレーシアって南国の国でいいのか・・・?




ペンペン ああ・・・季節のないマレーシア


雨季と乾期のあるマレーシア


スコールの降るマレーシア


昼と夜とで10℃の差があるマレーシア


日本とは大分違うマレーシアを・・・満喫してきたよ




うし 満喫っていっても、いつも通りバッグの中だがな




ペンペン じゃあ、マレーシアの首都クアラルンプールから、車で2時間


マラッカの世界遺産探検へ レッツラゴー!














ペンペン いきなり木の説明で申し訳ないけれど、


これはマレーシアでレインツリーと呼ばれる木


葉っぱの形が皿のようになっていて、


雨が降るとそこに水が溜まるんだ


すると、葉っぱに溜まった水がゆっくりと零れ落ちて、


まるで、この木の下だけ雨が降っているように見えることから


レインツリー(雨の木)と呼ばれるようになったんだってさ




うし 100年以上はあるとガイドさんが言ってたよな


・・・こうしてこの木はずっとこの地を見守ってきたんだ


そう、木は歴史の目撃・・・




ペンペン 何カッコいいこと言おうとしてんの?


置いてくよ




うし ああ、もう! 最後まで言わせてくれよ!














ペンペン 次はマレー鉄道


昔の茶色い車両と今の灰色の車両が展示されているね




うし おい、写真が間違ってるぞ


完全に飛行機じゃないか




ペンペン ごめん とある諸事情によりその写真は載せることが出来なくてね


ま、人が写真の中に写り込んじゃったって話だけど・・・


だから、みんなの想像力で、この飛行機をマレー鉄道に変えてね


あ、ほら だんだん見えてくる・・・見えてくる・・・


おお、もう少しもう少し・・・ほらあのフォルム これはまさしく・・・




うし ・・・無理難題すぎるだろ、それ




ペンペン では、マレー鉄道の説明再開


1885年(おそらく)、イギリスがマレーシアを支配していた時代


ペラという地域でスズがたくさん採れました


スズというのは、原子番号50 原子記号は「Sn」


缶詰とか はんだに使われている金属のことだよ


それを運ぶために作られたのが後ろの茶色いマレー鉄道の車両


数年後、スズだけでなく、お客さんも運ぶようになったらしいけど、


とにかくスズを運ぶためだけに作られたから、一車線しかなくてね


だからマレーシアでは電車の旅は、あんまり人気がないんだってさ




うし 日本みたいにたくさん路線があるというわけではないから、


どこかへ行くにも不便だったってことだろ


景色もおんなじだったろうし




ペンペン 今のマレー鉄道の事情までは知らないけどね


そうだ、もし想像力が足りなかったらググルことをおすすめするよ




うし おそらく、もうググってるだろうよ・・・














ペンペン これが砦の・・・上手く聞き取れなかったけど、


ガイドさんはポーターピサンヴロスって呼んでた


ポルトガルに支配された時代に、


外からの攻撃に対抗するために作られたそうだけど、


イギリスによって今の状態になってしまったんだって














うし 600年前に作られた歴史ある砦で、これは4つある門のうちの1つ


上には右から、女の人、船、男の人が彫られている














ペンペン 特徴的なのはこの赤いレンガ














ペンペン 鉄が含まれている赤石


わざわざここまで取り寄せたみたいだよ














うし こんな建築物はヨーロッパにはたくさんあるが、


アジアでは残っているのが珍しいから、貴重だよな














ペンペン そして、手前の階段を登っていくと


2つのお墓














ペンペン 眠っているのはオランダ人


大きいほうは家族のお墓 5~6人ぐらいの


何故同時に亡くなったのか・・・? それは・・・




うし その原因は伝染病だと言われている


ちなみに、小さなお墓は貴族のだな




ペンペン 貴族のお墓と家族のお墓が隣っていうのも


なんか面白いけどね・・・


あれ、かなり雲行きが怪しい・・・これって噂の・・・














ペンペン 来たねー! スコ~ル!














うし やばいな これ


さっきの砦に避難したが、本当にすぐに止むのか?




ペンペン ま、これも日本ではできない経験だよ


面白いよねー


梅雨みたいにずっと雨が降り続くわけじゃないっていうのが


前日も雷がゴロゴロしてたけど、雨が降るまでに至らなかったから、


これが初スコールってわけだね




うし いいな、ポジティブで


スコールが降るということは、


その分観光する時間が削られるってことだぞ?




ペンペン ま、旅なんて上手くいかないのが当たり前なんだよ


計画どおりにいかないほうが、かえって思い出に残るもんだしね


ほら、修学旅行が台風直撃で、


天気をずっと心配し続けなきゃいけないって


すごく思い出に残るじゃん?




うし それって、2年前の沖縄のことだよな・・・


意外と記憶に残ってなかったが、


ご主人がシーサー作りたかったのに作れなくて、


残念そうにしていたのは覚えている




ペンペン ジャージーの主人は"食べ物"より、


"もの"を欲しがる傾向にあるからね


記憶があやふやだし、しかもあんまり味に敏感じゃないから、


"もの"じゃないと何をしたのか忘れちゃうんだよね


ボクはどっちでも喜んでもらうけどね




うし お前に"直"でお土産を渡す人は誰もいないだろうよ


特に、お前のご主人は




ペンペン そうだ、今度主人 京都に行くとか言ってたから、


なんかお土産頼もうかな 八ツ橋とか抹茶ソフトとか!




うし 抹茶ソフトは溶けるだろ!




ペンペン ジャージー、抹茶ソフトは抹茶ソフトでも、


大多喜で食べる抹茶ソフトと京都で食べる抹茶ソフトは味が違うんだよ


京都のほうが格別においしいんだよ


あの雰囲気が味をより一層引き立てるんだよ 分かる?




うし お前、大多喜でも京都でも抹茶ソフト食べたことないだろ・・・




ペンペン 例えばの話だよ、例えばの!


だから、抹茶ソフトのところを八ツ橋に変えれば、


分かりやすいでしょ?




うし どっちだって同じだったがなぁ・・・


ああ、京都で食べたほうが新鮮だもんな


大多喜につくころには賞味期限が・・・




ペンペン うーん・・・そういうことを言いたかったんじゃないんだけどなぁ・・・




うし そういえば、スコールが終わったら次はどこに行くんだ?




ペンペン あそこ 見えるかなぁ あのレンガの建物














ペンペン 皆様ご存知のセントポール教会だよ




うし 聞いたことはあるがどういうところなのかは分からんな




ペンペン 日本では超有名なあの方が深く関係しているところなんだよ


日本人なら誰だって知っているあの方が・・・




うし おいおい・・・これは、ますますやばいぞ





















ペンペン うーん・・・もう、かれこれ10分は経ったはずなのに


止まないなぁ・・・




うし 沈没するんじゃないのか?




ペンペン 元々、ここまで海が来てたっていうし、意外とありかもね




うし なしだ!




ペンペン 大丈夫、"待てば海路の日和あり"だよ


お気楽にに待とう?




うし ああ・・・







ペンペン では、スコールが止んだ頃に・・・・・・・







うし こんにちは お久しぶり


前回の記事からずいぶんと経ってしまったな




ペンペン 確か 稲ちゃんが白大蛇を倒したところだよね


実は、残り1回【白大蛇編】は残ってるんだけど、


今だに撮影してなくて


何をやってたかといえば・・・ 分かるでしょ?


今日は天気がいいから行くのかと思いきや、


またサボろうとして・・・




うし 好きでサボってるんじゃないぞ!


外は花粉だらけで 仕方なくだ




ペンペン でもさ ボク知ってるんだよ


ジャージーの主人が調子を悪くするのは雨の日だって


本当は花粉症じゃないんでしょ?




うし はぁ!?


全くいい加減なことを!


じゃあ、試してみるか?




ペンペン いいよ 今日は丁度「二十八市」があるからね


花粉症なら堪らないはずだよ こんな日に外に出るなんてね














うし 久しぶりに町に来たな


11月にもやってたみたいだが、


何で行かなかったんだ・・・?




ペンペン 駅からハイキングと被ってたからだよ


クンクン いい匂い・・・・






















ペンペン やっぱり、二十八市といえば「たけのころっけ」だよね


これを買わない手はないよ




うし 結構遅めで来たのに、


まだ売っているとは驚きだ




ペンペン 1人2個までって制限かけてあるおかげだね


そうじゃなければ、お昼前には無くなってるもん


すると、ジャージーとジャージーの主人で1個、


ボクが丸ごと1個になるから・・・


おっ 主人の分は無いねぇ




うし そう言うと思って、「あおいちゃんまんじゅう」も2個買ったんだ


もちろん、お前は饅頭だぞ




ペンペン ・・・















うし それで、今回のメインイベントは何だ?




ペンペン 「帯で結んだおひな様」だよ




うし ああ ひな祭りが近いからか


そういえば、ひな祭りなんて祝ったことないな・・・




ペンペン この家はクリスマス以外はスルーだからね


ジャージーの女子力が低いからやらないのかもね




うし 何だって?


私だってそれなりの女子力というのはあるぞ




ペンペン それなりって、曖昧だねぇ




うし もう、突っ込まないでくれ!


・・・さっさと行くぞ!




ペンペン まっ、女の子っぽいジャージーなんて、


全く想像できないんだけどね














うし おお なんと豪華な!




ペンペン これが「帯で結んだおひな様」


通称「おびひな」なんだね・・・


予想以上に大きいよ














うし 隣にはよく見るおひな様もあるぞ


竹の中に入っていて、まるでかぐや姫のようだ





















うし いいなぁ いいなぁ




ペンペン こういうのって、どこで作ってるんだろう?




うし 帯びか?














ペンペン そっちじゃなくって、あのボンボン


ちりめんを縫って、きれいだなぁと思って




うし ああ それなら「伊勢幸」というお店で売ってるぞ






















ペンペン えー・・・ ボンボンがよかったなぁ




うし 仕方ないだろ


手作りは高いんだから




ペンペン うーん・・・














ペンペン これはお城祭りでよく見かける甲冑だね


実は段ボールと厚紙で作られていて、かなり軽いんだよ




うし 手作り教室もやっていて、半年で出来るそうだ


・・・実は初めて中に入ったんだ


不定期だから なかなか入る機会がなくてな




ペンペン 逆にお城にある甲冑は忠実に再現してあって、


かなり重いんだよ


本田さんのなんて、首が折れるほどの・・・


しかも、○万円かかってるしね




うし ずいぶん詳しいんだな・・・




ペンペン お城では甲冑の他に、裃(かみしも)、


浴衣?でいいのかな、も着られる体験教室があって、


着るのもお手伝いもてくれるから、おすすめだよ


この前は「大薙刀展」をやってたんだけど、


ボクは海の博物館の「クラゲ展」のほうが面白そ・・・・




うし おいおい・・・ 海の博物館は隣町だろ・・・




ペンペン だってボク、歴史よりも生物のほうが好きだから


ごめんなサイエンス




うし ・・・・・・さむ




ペンペン ・・・・あ、ごめん














うし そして、最後に・・・


ここが二十八市発祥の地「日吉青龍神社」


この付近は久保・猿稲 という地区で、


その由来となった民話が伝わる場所でもある




ペンペン ちなみに、二十八市は"にっぱちいち"と読むよ


28日に市を開いていたことが由来なのかもね


いしみ神社でも、毎月"5"のつく日に朝市をやっているよ


行ったことないけどね 朝は苦手だもん・・・














ペンペン それで、ジャージーどうでしょうか?




うし 何がだ?




ペンペン 忘れたの? 花粉症疑惑の件




うし ああ・・・忘れてた


だが、普通にしてたな 花粉バンバン飛んでいるはずなのに


ご主人は花粉症じゃなくて別のアレルギーなのか?


でも、春にひどいから、やはり花粉症なのか・・・?


どっちなんですか、ご主人様?














うし ペンペン ・・・・・・・




うし おーい 聞こえてますかー?




ペンペン もう、こうなったら 何をしても無駄だよね


まっ、花粉症の疑いがあるわけだし、


空気清浄機の近くでおとなしくゲームやってたほうがいいのかもね




うし 全くもう・・・







ペンペン では、咳鼻水の原因が分かるころに・・・・・・・












青 まさか、あれが白大蛇?


JOYDOLLにまで化けているなんて・・・


あっ、いけない


稲さんがおとりになっている間に探さないと・・・















レッサーパンダ? こういうのは人の褌で相撲を取ったほうが、早いんだよ




青 え・・・大蛇と相撲を取るんですか?




レッサーパンダ? いやいや、ことわざだよ


自分の目的のために人の物を利用するって意味のね




青 というと・・・




レッサーパンダ? 町中で流行ってた噂なんだけどね


白大蛇は何でも吸い込む不思議なひょうたんを使って、


色々なものを吸い込んでいたらしいんだ


主に石を投げてきたがきんちょをね


そして、滝に持ち帰って生気を吸ってたとか、


吸ってなかったとか・・・




青 つまり、そのひょうたんを使えば・・・




レッサーパンダ? 倒すとまではいかないけど、


大蛇を封じることはできる


これなら真っ向勝負よりは勝率があるでしょ?




青 なるほど


確かにいい案ですね


でも、そのひょうたんってどこにあるんですか?


白大蛇の首にくくりつけられていたら、取るのは不可能ですよ




レッサーパンダ? 大丈夫


以前戦った時には身に着けてなかったから


たぶん、どこかに隠してあるよ


大切なものだから壊れないように大事にしまってあるはず




青 なるほど・・・




レッサーパンダ? それで、そのひょうたんを、


クロウディアに取りに行って欲しいんだ




青 え!? ぼくがですか?




レッサーパンダ? そうだよ


ぼくが白大蛇の気を引いているうちに、


ひょうたんを探し出して、大蛇を吸い込む


これが今回のクロウディアの使命だよ


簡単でしょ?




青 でも、ぼくにそんなこと・・・




レッサーパンダ? 出来るよ


この前の修行を思い出して


アスレチックでの訓練はこのためにやっていたんだから


足場の悪いところでも機敏に動けるようにね




青 稲さん・・・




レッサーパンダ? ぼくも頑張るから


クロウディアもがんばって


信じてるよ―――














青 急がなければ・・・














青 あ! もしかしてあれでしょうか














青 意外と簡単に見つけられましたが、


罠、なんてことはありませんよね?













青 おお まるで宝石箱のようです














青 それぞれ、重さが違うんですね・・・


ということは、一番軽いひょうたんが、


一番容量があるということですね


あの巨大な・・・いや、今はアルパカですが、


生半可なものでは太刀打ちできないかもしれません


慎重に選ばないと・・・














青 わっ!? ひょ、ひょうたんが動いている・・・?




青ひょうたん ングゥ ングゥ ンググググゥ・・・




青 ああ、そうでした・・・


中にはがきんちょが入っていると稲さんが言ってましたね


すみません、がきんちょさん


今は時間がないので後できっと助けますから、


それまでお待ちください














青ひょうたん フグゥ・・・














レッサーパンダ? ふふ・・・まだ、ぼくを倒せないなんて、


あなたらしくないね!




アルパカ そういうお前はすでに息があがっているではないか


私はお前さんが疲れて動けなくなるのを待っているだけだ


もう そろそろか




レッサーパンダ? いや、まだだっ!





















アルパカ ・・・・・・・














アルパカ ・・・!













レッサーパンダ? うっ・・・!




アルパカ 早まったな


あの時私は、お前のその勇気を褒め称えたかった


しかし、それは裏を返せば 愚かなる行為


そして、今のお前も愚かだ


また、1人できて、"正々堂々"と戦うとは


これで終いだ、かがやく姫


せっかくの転生 無駄に終わったな














レッサーパンダ? ・・・ふ




アルパカ 何がおかしい?




レッサーパンダ? 愚かなのはあなただ




アルパカ 何?




レッサーパンダ? 誰が"1人"で正々堂々と戦っているだって?


さっき、言ったよね


『この前のぼくとは違うところを見せてやる』って




アルパカ まさか






















アルパカ ・・・貴様! 汚い手を使いおって!!




レッサーパンダ? そうさ! ぼくたちを侮ったあなたが悪いんだ


人は時とともに変わってゆくものなのさ!




アルパカ くっ・・・ 何と言うことだ




レッサーパンダ? さあ、クロウディア! 今だ!!







レッサーパンダ? 青 いっけぇぇぇぇ!!














アルパカ ・・・お前だけは信じていたのにな



































青 やりましたね、稲さん!


作戦大成功です!




レッサーパンダ? クロウディアのおかげだよ


クロウディアがいなかったら、こんなことは出来なかった




青 いえいえ 稲さんが時間を稼いでくれたおかげです


でも、刀を取られたときには、流石にハラハラしました




レッサーパンダ? ああ ぼくも終わったと思ったよ


でも、クロウディアがひょうたんを持ってたのが見えたから・・・


はぁ――














青 大丈夫ですか 稲さん!




レッサーパンダ? うん・・・














レッサーパンダ? 本当に倒したんだと思うと、力が抜けちゃって・・・




青 正確には封印ですよ




レッサーパンダ? この際、どっちでもいいよ


とにかく、ぼくらは白大蛇に勝ったんだ














青 それで、このひょうたんはどうするんですか?


置いていきます?




レッサーパンダ? いや、持って帰ろう 証拠に


みんなこれを見たら驚くだろうなぁ




青 そうですね 早くクロッキーに見せたいです




レッサーパンダ? じゃあ、帰ろっか




青 はい


これでめでたしめでたしですね