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看板の明かりがすっかり消えたお店に、
ひとりの男のひとがはいってきた。
「もう閉店ですか?」「はい今日はおしまいです」
「あ、そうですか、では」と店を出て行こうとしたそのとき、
「あのすいません、トイレだけ借りていいですか」
「どうぞー、使ってください」といい感じのやりとりで
そして用を足して化粧室から出てきたそのひとに
「おなかすいてるんですか」と聞くと「ハイとっても」
「じゃなんかつくりますよ、なんでもいい?」
「あ、なんでも大丈夫です」「じゃ、まぐろのアヒポキで」
「え、いいんですか、すいません。じゃ、ハワイの地ビールも」
週末の真夜中に、にこっとタイム
で、話をしていたら、このひと近所に住んでいて、
昔、バンドやってたとか。それもベース担当!
「君を待っていたのだー!」
そうなんです。待望の”地元メンバー”みーつけた!
という訳で、晴れてベーシストが決まりましたー
来月、七夕ライブでデビューします。
みなさん、はじけましょうー



