先週は結局80円台タッチで終えたドル円。


個人的にはそろそろ算入しても良い頃だなと考えています。なんにせよ、史上最高(低)値付近で勝負できる環境は黒鳥投資家冥利に尽きるところ。


円に関しては、対ユーロ、対資源国通貨を見てもあまり強くなく、特に円が選択されているわけでもなく、どうも米ドルの独歩安の雰囲気ですよね。


ドル円ならば、ツールはFXで決まりなので、ロスカットを掛けつつ、まずは薄く張っていこうと思います。

いよいよ本当に見えてきました。


1995年の4月につけたドル円の史上最高値“1ドル=79円75銭”。たとえ“実効為替レート”上どうであっても、市場参加者からこれほど意識されている数字はありません。間違いなく円相場において最も重要視なレートです。


世界的な『通貨安競争』の中、既にドル円は先回の介入ラインをハッキリと割り込んでおり、今週の動きには非常に注目が集まります。

不動産営業マンのテクニックとして紹介されているこの手法。


『お部屋探しの達人の賃貸攻略コラム 第15回』


このように3物件ぐらい内見(物件内を実際に案内すること)させて、その最後の内見物件に(営業マンにとっての)本命を持ってくる手法は、賃貸にかかわらず売買仲介でも利用されています。


私が、以前部屋を借りた時もまさしくこのパターンでしたし、その後私自身が不動産業界に身を置いた時も、この手法を意識してアプローチしていました。


もちろん、その時は漠然と有効だなあ・・・ぐらいにしか思っていませんでしたが、今考えてみればこれは立派なアンカリングですね。最初に見せた物件がアンカーとなって、次からの内見物件はそこからの比較になっていきます。


内見の順番という切り札は営業マンを握っていて、まず賃料、間取り、所在地などの条件で見劣りする物件を前に“捨て駒”として案内し、本命物件のメリットを実際の相場以上に際立たせることが可能です。


加えてお客さんにとっては、“複数から選択した”という過程も非常に重要。一般的に適度の選択肢数は顧客にとって満足度が大きいと言われています。ただ逆に選択肢数が多すぎるとこの満足度を減退していくので、実際に足を運ぶという労力を考えれば、3件程度の内見数は妥当と言えるのでしょう。


もちろん、このアンカリングなどの行動経済学的な顧客へのアプローチは、不動産業界に限ったことではありません。特に流通・小売などでは、『3つ商品を並べると真ん中を選ぶ人が6割』というようなフレーミング効果など、この手の戦略を深く突詰めています。


このように何か意思決定する際、なぜ自分がこの商品、サービスを好ましく思ったか、その過程を行動経済学的に分析していく、その裏に隠れた売り手側のストーリーに気づくかもしれません。


普段、『ロスカット厳守』と念仏のように唱えているからでしょうか、


『ロスカットすると次どこでエントリーしていいのか分からないので(ロスカットを)しない』


『ロスカットした後、どのタイミングでエントリーするの?』


というような話をよくされます。


この場合のエントリーは、リエントリーを意味していて、例えば、『購入した日経ETFが買値から15%下落したのでロスカット売りした。次にどのタイミングで買い戻すか?』的な、同カテゴリ&ロングの方に多い意見だと思います。


しかし、私の考えるバーベル戦略では、このような意味でのリエントリーはありません。なので、ロスカット後のリエントリー自体、噛み合わぬ議論となります。


バーベルは期待値を元にロング・ショート使い分けるわけですが、そもそも目論見が外れたためにロスカットラインに到達しクローズしたわけですので、その(解消された)ポジションと次のエントリーに連続性や因果性はありません、というか影響されてはいけないのです。


もちろん、たまたま次も同じようなポジションになるかもしれませんが、最初から買い戻すことが前提になるロスカットは無いんですね。だから冒頭のような疑問が生じることも無いのです。


『コツコツ長期投資を続けて10年後に2倍に!!』


・・・的なフレーズを見かけますよね、特に最近マネー誌の表紙かなんかで。でもこれ、間違っているとまでは言いませんが、言葉足らず。私なら、


『コツコツ10年で2倍なっても、次の1年で半分になるかもしれない長期投資』


と言います。こっちの方がよっぽど現状に即していませんかね?


もちろん、何をどのように長期投資するかで結果は大きく変わるわけですが、さわかみ投信(別に悪意は無い)あたりの基準価格推移を見ても、決して大袈裟な話ではないと思います。


このフレーズが皆さんに賛同いただけるかどうか分かりませんが、少なくとも、長期投資での資産増加は、決して年平均的に上昇していくものではなく、その過程では、大きな苦痛が伴う“ショック”に度々見舞われることを覚悟してほしいと思います。

金の勢いが止まりません。


<金先物> 

米国の追加金融緩和観測やドル安を背景に安全資産としての金買いが加速。中心限月12月物は前日終値(1296.30ドル)比1.80ドル高の1オンス=1298.10ドルと、中心限月ベースでは3日連続で史上最高値を更新して終了した。


同限月は電子取引で一時1301.60ドルまで上伸し、初めて1300ドルの大台に乗せた。立会取引レンジは1294.30─1300.00ドル。

 NY貴金属:[GOL/XJ]


[東京 25日 ロイター]


同じくリスクマネーの逃避先となっている円も国債もジリ高で、ここ最近のトレンドに変化は無いようです。


ただ(消費寄託のような場合を除いて)インカムゲインのない金や、昨今の日中関係をみてもそこまで安全とは言いがたい日本円・国債がいつまでこの調子でいけるのか、疑問が残るところですね。

昨日書店へ行くと、この2冊が並んで平積みしてありました。
副島隆彦の今こそ金そして銀を買う
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金は暴落する!2011年の衝撃

¥1,785

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まあどちらも新刊ですし、「金」という共通項で並べられただけかもしれません。しかし、2冊の主張は互いに相容れぬものです。


さて、もしどちらかを読まなければならないとした場合、あなたが手に取るのはどちらでしょうか?

恐らく、金購入を前向きに検討している、ないしはストロングホールド中の方は、多くの場合、前者を選択するのではないでしょうか?もしそうならば『確証バイアス』 の存在を疑うべきでしょう。


もしかしたら知らず知らずに自分に都合の良い情報にしか受けなくなっているかもしれませんね。このままだと金どころか銀まで買ってしまいそうです。


なので、このバイアスが疑わしい金強気派の方は、むしろ後者の一読をおススメします。恐らく、自分の意にそぐわない情報を吸収した時、なんともいえない心の“ざらつき”を感じることでしょうが、まさしくそれがバイアスに囚われていた証となるのだと思います。


まずは下記をご覧あれ。


『為替介入』 (小幡積PhDの行動ファイナンス投資日記)


ここでも度々話題とさせていただいている小幡積さんのブログ。しかし、このエントリーには脱帽。昨日の介入が大体AM10:32頃で、このエントリーのアップはなんとその8分前のAM10:24。


8分間もあればFXでどうでもできますよね。小幡さんはコメントでロイターのニュースと直前の相場(株価下落&円高進行)で判断したと仰っていますが、そのままズバリ“為替介入”というタイトルでのアップですから、かなり自信があったのでしょう。


そのロイターのニュースっても気になるところですが、その後も小幡さんのブログでは、今回の介入について新たなエントリーが重ねられています。今後の動向が気になる方はそちらもチェック要だと思いますよ。

6年半振りのドル円介入実施で為替が揺れています。


ここまでの円高を歪みというかは別にして、国が市場のトレンドを強制転換を図る試みはこの為替介入ぐらいしかありません。


それにしても代表選翌日の介入はなかなかのサプライズでしたね。菅さんはどちらかというと消極的だと考えられていましたから。


しかし、ここからは介入警戒と反動との綱引きでしばらくバタバタしそうです。もし、ここで再び押し込まれると80円割れも現実味を帯びます。


なんとも難しい状況なので今回は見に回ろうと思います。





内藤忍 お金の話をしませんか?
¥880
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本自体はいつもの内藤氏通りの内容で、特に目新しいこともありません。ただインデックス投資家の聖書というべき「ウォール街のランダムウォーカー」の著者バートン・マルキール氏へのインタビューは興味深く読みました。


その中で語られるマルキール氏の投資スタンス。内容を詳しくお話しすることはできませんが、あのカテゴリは資産に組み込むべきで、あれをオーバーウエイトらしいです。


・・・・まあ結局、そこに落ち着くわけなんですよ。

気になる方は書店で。インタビューは立ち読みでもさらっといけるボリュームです。