■天然サプリと合成サプリ
こんにちは、サプリメントアドバイザー鈴木です。
サプリメントは大きく分けて、2種類です。
天然サプリと合成サプリです。
一般的に、天然サプリは身体に良くて、合成は・・???というイメージかと思います。
全般的にこれは私は当たっていると思います。
ですが、天然サプリと言えど、副作用が全くないというのはウソです。
ぜひここはご理解いただきたいです。
なぜなら、普通の食品、食材だってアレルギーが出たり、気持ちが悪くなったりと副作用があるからです。
また、天然と言っても、昔から食していないものなどを原材料にしているのも要注意ですね。
例えば少し前に人気の出た「セントジョーンズワート」。
うつ病に効果があるとしていますが、医薬品との併用には危険性があります。
新しく出てきた原材料には、特に要注意した方がいいでしょう。
よって天然と言えど、すべてが良いというわけではないのです。
では、なぜ天然サプリが良い・・・と言えるのでしょうか?
それは、実はまだまだこの現代でさえ、栄養に関する研究と言うのは完全ではないのです。
合成されたビタミンCはたんにアスコルビン酸であって、
それ以外、何物でもありません。
ですが、例えばバラの実からとれた天然のビタミンCは、
バイオフラボノイド(ビタミンP)を含んだ完全な、ビタミンCコンプレックスで、
それは、ビタミンCの効果をより大きなものにするのです。
天然のビタミンは相乗効果がある・・と言ってもいいでしょう。
野菜をまるごと食べた方が栄養に良いと言うのは、
あらゆるビタミンが相乗効果で身体にしみ込んでいくからです。
この「相乗効果」については、まだまだ研究の余地があるのです。
合成はただそれだけの働きに過ぎず、
天然はそれ以上の働きをする可能性が高いということです。
ビタミンAも同じです。
天然の材料にはさまざまなカロチノイドがあるのですが、その働きが確認されているのはごくわずか。
合成の場合は1種類のカロチノイドを抽出していることが多いですから
本来のカロチノイドの働きをするのかどうか、不明なわけです。
自然では何種類ものカロチノイドがあって、それらが相乗効果の働きをして人に栄養を与えていると考えられます。
この辺りの研究もまだまだ進んでおりません。
野菜を丸ごと食べる・・・ということは、まだ未開拓の栄養を私たちは摂取していると言うことになるのです。
合成が悪いということではなくて、天然からできたサプリは
その記載されている栄養素以上の働きをしてくれる可能性が非常に高いということなのです。