昨日はミカンの作品を取り上げましたが、今日は、講座中に出来なかったお話を少し。
ミカンと一言でいっても、産地や品種も様々で、味もそれぞれ特徴があるように、見た目の色も少しずつ違いがありますね。
さらに、同じ木に実る物でも個体差があり、ひとつの個体でも部分によって変化があります。
ミカンひとつで見てみても、これだけ違いがあるのですから、いろいろな物の色の違いや変化は、まさに無限ですね。
とはいえ、そのような色の違い、特に、似た色のわずかな違いや変化を、私たちの目では判別の出来る限界がありますし、個人差もあるようです。
それでも、世界中で、そのようなの微妙な色の違いを感じ取り、古来からいろいろな色の名前がうまれました。
もちろん日本でも同様です。
色の名前には、植物由来のものや、動物由来、鉱物由来、また、染色による染め色を由来とするものや、自然現象を由来とするもの、人の名前を由来とするものなど、いろいろなものから名前が付けられています。
近年では、技術の進歩により、科学的に合成した新たな顔料が作られるようになり、その顔料の名前が新たにつけられます。
また、生活環境の変化やファッションなどの流行によっても、日々新たな色の名前がうまれています。
見た目が同じように見える色だとしても、例えば食べ物の色を指す場合と、車のボディーの塗装の色を指す場合とでは、色名から受ける印象は、まるで違うものになるでしょう。
スポーツシューズの色とか、着物の反物の色とか、ネイルの色とか、、、
このように、色の名前にはいろいろな由来を持つものがありますが、冒頭で取り上げたミカンを由来とするものに、蜜柑色(みかんいろ)があります。
そのままですね。
ミカンの果皮の色です。
赤と黄の中間辺りの色の中で、一般的に馴染みの深い色名の中には、ミカンのように柑橘系の実の色を由来とするものがいくつかありますね。
レモンの果皮の色:檸檬色(れもんいろ).レモン色.レモンイエロー
ミカンの果皮の色:蜜柑色.ミカン色
オレンジの果皮の色:オレンジ色
ダイダイの果皮の色:橙色(だいだいいろ)ダイダイ色
あまり馴染みはありませんが、柑子(こうじ)という日本で古来から栽培されているミカンの一種の果皮の色を由来とする、
柑子色(こうじいろ)
などがあります。
似た色の中には、もちろん違う由来を持つものもあります。
柑橘系ではありませんが、やはり植物の果皮の色を由来とするもの。
柿の果皮の色:柿色(かきいろ).カキ色
アンズの実の色:杏子色(あんずいろ)アンズ色
花の色を由来とするもの。
ヤマブキの花の色:山吹色(やまぶきいろ)ヤマブキ色
などなど。
さらに色味の幅を広げてみると、馴染みのある色名であっても、由来を知られていない、あるいは、忘れられているものも多くあると思います。
由来とは離れ、現代の環境の中で使われる場面にともなった印象を持たれる色名も少なくありませが、それもまた色を扱ううえで、難しくもあり、また、楽しみのひとつでもあると思います。
今日ご紹介した色の名前は、馴染み深く、由来もわかりやすいものを取り上げましたが、もちろん数多ある色名のほんの一部です。
これらの事を、絵を描く時に少しでも思い出したり、想像してみて頂くと、楽しみの幅がさらに広がるのではないかと思います。
普段も教室でこのような話を始めると、次第にウトウトされる方がちらりほらり、、、
Zzz…(*´?`*)。o○ZZzz....
今日は、この辺で。
