前半の部のKさんの作品で、金箔の砂子の蒔き方の講習をしました。
純金箔を箔挟みを使い砂子筒に入れ、ささら(使わなくなった太めの筆をハサミなどで先を切って調節した物でも代用出来ます)を使い砂子にします。
今回は中目の砂子筒を使いました。
砂子をもう一度砂子筒に入れて、薄い膠水を引いた画面に、金属などの重さのある棒で叩いて蒔いていきます。
膠水の薄さは、用紙、画面の状態、使ってある絵の具(今回は墨)などによって調節します。
また、箔を押す場合と同様に、広い範囲に蒔きたい時は、布海苔を混ぜることによって、乾く速度を調節したり、とろみがつく事によって砂子が動きにくくする効果が得られますが、狭い部分であれば、膠水で十分です。
はじめは膠水を、砂子を蒔きたい部分(少し広めがいいでしょう)に引き、半乾きにします。
もう一度、同じ部分に膠水を、均一に引きます。
こうする事によって、ムラになりにくく、接着力を高められます。
一箇所にとどまらないように砂子を蒔きます。
蒔いたままでは、まだ砂子が画面から浮いた部分があるので、乾き始めた頃に(これも、画面の状態や、膠水の強さなどで変わりますが)蒔いた部分に紙(値打ちで丈夫なもの、コピー用紙などで十分です。薄い半紙などは気をつけないと、用紙が画面に着いたまま破れてしまったりし易いので、注意が必要です)をあて、その上から掌で押さえていきます。
乾いたら、同じ作業を繰り返し、密度を高めたり、変化をつけていきます。
この時に、砂子筒の目の細かさを変える事もあります。
金箔以外でも同じように砂子にして蒔くことが出来ます。
このように、箔を扱う作業をする時は、風に気をつけなければなりません。
暑くても寒くても、扇風機やファンヒーターなど、以ての外です‼️
かといって、冬などに冷えたままの部屋での作業は、気をつけないと、あっという間に膠がゼリー状になってしまいます。
十分部屋を暖めてから、風が起きないようにして、作業するのが無難でしょう。
もちろんクシャミも大敵です‼️



