入店制限をかけてもらいました。



出禁です。



学生時代にパチンコ店に入り

即座に大当たりを当てて

その後、ギャンブル依存症となりました。



泣いても

叫んでも

決意しても

線路に飛び込もうとしても



これ以上は

お金を使えない

もうやめようと

誓って

小銭にすべて替えようとも



パチンコは辞めることが

できませんでした。




「死にたい…。」




死ねば楽になれるかその確証がありません。



結果死ねませんでした。



そして…

33年が過ぎました。



今、50歳です。

家族や恋人がいる私は

そろそろ

貯金もしないといけません。



しかし

貯まらないお金…。



パチンコをしていたら

お金はたまりません。



昨日は都内の2店舗と

埼玉県内の

4店舗に行き

入店制限をかけて頂きました。



パチンコ店も顧客を

失う訳ですのでそれはもう必死の

はずなのですが…

私があまりにも丁寧に



「私はパチンコをすると…かっとなりお客様に危害を加えてしまいます。台を叩いたり割ったりしてしまい、自分が抑えられません。」



「どうか…入店制限をしてもらえませんでしょうか…?」



そう言ったからかもしれません。



理由はどんなものでも良かった。



パチンコ店が



「ああ…依存症だかなんだか知らないが…良く言いにきたな…。仕方ない…。」



そう思わせるような、真剣な眼差しで…そして真剣な書類を書き、写真を貼り付けて

重い…苦しい足を運び…、土下座するような気持ちで



頼み込みました。



本気なので相手も本気です。



笑顔で…



「はい。わかりました。入ったらお声かけして退店を促しますね。気をつけて帰って下さいね。帰ることはできますか?」



そう言ってくれました。



着いたのは朝10:00

終えたのは夜10:00



ぐったりです。



でも近所のパチンコ店19店舗に足を運んでおり、グループ店を含むと40店舗程を入店制限(出禁)にしてもらいました。



近距離。自宅から30キロの地域は

70%程いけなくなりました。



ほぼ…気力がないと無理な地域しか

もう…行けません。



甘くみてはいけないので

また、そのうち、メンタルが持ちこたえられると思ったとき

(エネルギー消耗が激しいです。)



入店制限を残りの30%の店。

及び都内の大きな地域に

お願いしにいこうと思います。



間違いなく行けなくなりました。



「よくやったな…。」



そう思うけど、人生はまだこれからです。



さあ、心配してくれた両親やパートナーに感謝して、大好きな焼き鳥。居酒屋。レストラン。カラオケ。



大切な人を大切にできる喜びを胸に秘め、生きる事ができそうです。



焼き鳥。お寿司。紅茶。



ああ…楽しみ…。



良い日でした。



2022.12.15