彼に初めてあったのは4年前。
取引先の担当営業さんでした。爽やかなかっこいい人だな、とつい指輪をしてないか確認したのを覚えてます。
指輪が目に入ったときはショックだったな。
きっときれいな奥さんがいるんだろうな、羨ましい。と思いました。

その後の仕事のやり取りは主にメールのみで事務的に必要事項だけを連絡してました。

そして4年がたった去年の夏彼から電話がありました。
「御社の担当をはずれることになりました」と。

あーもう一生会うことないんだろうな。とおもっていたら知らぬ間に
「さみしくなりますね。」といってる自分がいました。


そこからコロナ渦でテレワーク中でお互い家からの電話してた為か、いつもよりフランクに世間話をしました。

そして、数日後任担当者と引き継ぎの挨拶にオフィスでやってきた彼。
商談中目が幾度となく会い、優しそうに微笑む彼をみてこんな人と結婚したかったな、と思い手をみたら指輪がありませんでした。

もしかしたらコロナ離婚?なにかあったのかな、とどうしても最後になにか一つでも話したくて商談後に勇気をだして「ずっと気になってたのですが、身長いくつですか?」と聞いてみました。

そこからほんとに少しの間最後の世間話をして彼はかえっていきました。


そしてその夜、ケータイに彼からショートメールが届きました。