3月11日(金)午後2時46分
私は地下の薬剤部でいつも通り仕事をしていました。
地下のため、いつもですとほとんど揺れないのに、長く揺れ出し、
輸液の箱が落ち出しました。地下の薬剤師で集まりました。
天井からミシミシと音がして、逃げ場ってないな、と覚悟も決めました。
揺れがおさまり、各部署から防災センターに行き、患者さんの無事や
薬状況など確認しました。幸い、病院にいた方々も病院も無事でした。
交通網が完全に麻痺し、私は帰るのをあきらめました。
他にも帰るのをあきらめた人と余震におびえながらその日を過ごしました。
次の日になって、ようやく地下鉄やJRも復旧し、帰ることができました。
家は、引き出しなどは出まくっていましたが、大丈夫でした。
そして、テレビを見ると青森、宮城、福島の信じられない津波の映像が
飛び込んできました。前日、ほとんど情報を得られなかったため、
そんなことが起こっていようとは思ってもいませんでした。
福島で原発事故が起こり、津波の被害にあって避難されていた方々が
さらに避難しなくてはいけなかったり、灯油が足りないのに、
東北では雪が降る寒い状態になったり、毎日何が起こるかわかりません。
東京では、色々なものがなくなり、コンビニでランチも買えず、
おにぎりを持って行くことにしましたが、お米も売っていないので、
次はお菓子あるかな、と思っていました。
計画停電が始まり、行きは早めに出れば良いので大丈夫ですが、
帰りのラッシュはすごいです。一度、夕方以降の電力が保てない可能性が
あるからと企業が早く帰宅せよ、と指示を出したときは、新宿、表参道など
人があふれかえって、電車が止まったり、入場制限をかけていました。
家になんとか帰っても、計画停電中だと真っ暗です。
それでも、避難所にいらっしゃる方のことを考えたら、こんなことは
たいしたことはありません。
福島原発の第3号機に放水することになり、なんとか成功の報告があり、
また隊長の会見を見て、涙があふれました。
毎日地震がありますが、それ以外にも揺れているんじゃないか、と
本当に揺れる電灯などで、あ、今は揺れていないと確認しています。
薬剤部でも、毎日これがない、あれがないと対応に追われています。
そんな中でも、自分の薬をたくさん出せと、たかが花粉症の薬を
60日以上持って行こうとする患者がいます。
3連休は、一応計画停電が解除になっています。
ようやく、少しだけ書いておこうかという気持ちになりました。
皆さんの安否が気になります。
毎日何が起こるかわかりませんが、普段どおりの生活、節電、
根拠のない風評に惑わされることなく、落ちついて暮らしていきたいと思います。
しばらくは、定期的に更新も皆さんのブログを読んだりすることも
できないと思いますが、電気の余裕があるときには読ませて頂いて
心の拠り所にしたいと思っています。


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