ロダン カミーユと永遠のアトリエ

 

【原題】RODIN/フランス(2017年)

【監督・脚本】ジャック・ドワイヨン

【出演】ヴァンサン・ランドン,イジア・イジュラン,セヴリーヌ・カネル,他

【ストーリー】フランス・パリ。42歳になった彫刻家オーギュスト・ロダン(ヴァンサン・ランドン)はカミーユ・クローデル(イジア・イジュラン)と出会い、やがて激しく愛し合う関係になる。しかし、彫刻家として野心を抱くカミーユは次第にロダンを拒絶するようになり、一方のロダンはカミーユに対する思いを発散させるかのように、モデルたちと奔放な日々を繰り返す。

(シネマトゥデイより引用)

 

ヨーロッパの芸術関連は知識がなさ過ぎて、先日も『セザンヌと過ごした時間』をスルーしていたんですが、少し前から旦那のリクエストがあったのでこの映画は一緒に行ってきました。ネタバレあるといけないのでこれから観る方はご注意を!

ロダンと言えば“考える人”ですよね。地元の中学でも校庭の片隅にレプリカ置いてましたもん。二宮金次郎の銅像と肩を並べるくらい多いんじゃないかな? 二宮さんの方は色々物議を醸したこともあって、なくなってるのかな(・・;)?

雑談はさておき、映画ですが、そんな彫刻家ロダンの半生を描いたドラマです。没後100年をを記念してロダン美術館全面協力のもと製作されたとのこと。

彫刻とか鑑賞するのがお好きな方向きなのかなと思ってましたが、かなり女好きなロダンの恋愛と結婚感を描いてるところもあり、興味深く観れました。(そこか!ってツッコまないで^^;)

既に事実婚?のローズという女性と息子がいるのに、弟子であるカミーユ・クローデルにご執心で、その辺は「浮気やろ…」と冷めた目で観てしまったところはあります。

家を守ってくれるローズと、若くて才能溢れる弟子のカミーユ、両方手に入れようというのが間違いですよ。でも、世間に認められた彫刻家ロダンにはきっと魅力的なところがあったに違いないし、何事にも精力的でないと大成することもないですよね。

ただ、彼がカミーユに求めていたものはローズとのような関係ではなく、お互いに彫刻家として高め合いながら…というところでカミーユの不満は爆発したのではないかと。時代背景が1880年ということもあり、その時代に女性が芸術家として認められるのは難しかったのかな。

ストーリーは結構淡々としているものの、旦那は良かったと言ってます^^ 実は私は何度かうとうとしてしまいました。でも、寝落ちはしてないですよ!

アトリエに差し込む光の美しさ、モデルさんたちの裸体がポーズをとったり戯れたりする姿もきれい。ロダンの代表作でもある“地獄の門”を制作している過程も再現されていたし、当時は理解されなかった作家バルザックの彫刻ができるまでの逸話など、素人でも楽しめるところはありました。

ヨーロッパの芸術や作家が大好きという方にはもってこいの作品かと思います。

 

(画像はすべてお借りしました)

 

芸術の秋なのかな。こういう伝記的な物語多いですね。この映画の他に先ほども挙げた『セザンヌと過ごした時間』『ゴッホ 最期の手紙』『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』等々。

 

P.S.それとご心配いただいてた精密検査の結果ですが、結局大丈夫でした! また3ヶ月後のフォローは入ってますが、とりあえず今年は何とか元気に過ごせそうです。ありがとうございました。

バセドウ病の方は薬が合ったようで、数値も安定してきましたし、治る見込みは少ないけれど、薬を飲みながら長く付き合っていくしかないかなと思ってます。

何とか入院とかいうことは免れたので、気持ちは晴れ晴れしてます♪ なので、今日はレイトショーで『ブレードランナー2049』観に行ってきます! 実は昨日オリジナル版をhulu(お試し)に入会して鑑賞済みです(*^_^*) 行かないつもりだったけど人生楽しまないと!!