リトル・ランボーズ/ビル・ミルナー,ウィル・ポールター
ジョジーのsunshine cinema-Son of Rambow


ずっと1週間レンタルになるのを待ってました。 でもなってみると、1本しかないこの作品はず~っとレンタル中・・・ 運良く先日やっと空きが出ました。 お気に入りブログの方々が高評価なので、わくわくしながら観始めました!

1982年のイギリス。 郊外の町に暮らす少年ウィル(ビル・ミルナー)は、父親のいない家庭に育った小学5年生。 家族が戒律の厳しい教会に属しているため、テレビや映画はおろか、ほとんどすべての娯楽を禁じられる窮屈な日々。 それでも持ち前の豊かな想像力で健気に生きていくウィル。 そんなある日、ひょんなことから学校きっての悪ガキ、リー・カーター(ウィル・ポールター)と知り合う。 そして、彼の自宅で生まれて初めての映画「ランボー」を観て、強い衝撃を受ける。 すっかりランボーに夢中のウィルは、リーが兄のビデオカメラで作ろうとしていた自主映画に参加、自ら“ランボーの息子”になりきって主演するのだが。(allcinema)

家庭環境は違っても、何かしら問題を抱える孤独な少年2人が、映画を撮るという目標を持って友情を深めていく物語。 俗世の娯楽を禁じられTVを観ることもできないウィルと、両親は健在だけれど兄と2人暮らしで、彼の機嫌ばかり伺っている悪がきのリー。 ひょんなことから出会った2人は、正反対の性格に思えたけれど、「ランボー」に感化され、自主製作映画を撮ることに! 野山を駆け回り撮影する姿は、無邪気でほのぼのしてしまいます。 彼らの作品をフランス人留学生の暇つぶしに利用され、お互いの信頼が崩れてしまいそうではらはらしたシーンもありましたが、彼らとの撮影アクシデントによって、2人の絆は深まった気がします。 この映画、ウィルとリーの友情だけでなく、家族の愛情も感じられ、思わず涙が出てしまいました。 特にリーとお兄ちゃんの兄弟愛(泣) 子供がタバコを吸うシーンや、大人でもやってはいけないシーンがあり、PG12指定されてしまってますが、それはある意味必要な場面だと思うし、そんなことは関係なく素敵な作品でした! 最後に観られる、彼らが撮影したショートフィルムが結構面白くて、感動します! 本作のエンドロールの後に映像はないのですが、2人のかわいらしいセリフがあるので、お見逃しなく。 

田舎育ちで、男勝りだった私には、何処か懐かしく感じました。 昔、スタローンは好きだったので、TV放映で何度も「ランボー」は観ましたが、観ていなくても変わりなく楽しめる作品だと思います。 話は変わりますが、リー役のウィル・ポールター君、どこかで見たと思ったら、「ナルニア国物語第3章」のユースチス役の男の子ですね! 息子と2人で観たんですけど、個性的な子だなぁって思ってたんですよね。 将来も個性派俳優として活躍してくれるといいなぁ。