円高と円安の局面が顕著に現れた時、株価に対する影響を推測し株価の方向を
決定しなければなりません。

「為替」が円高になるとニュース等のコメントでは「急激な円高」で「株式市
場は主力株中心に売られました」などと言うことをよく耳にします。

しかし、その後の株価をたどって見ますと、下げても直ぐに戻るか、それ以上
に高くなっているケースが多いのです。単純に「円高」イコール「株安」とい
う、ワンパターンの対応では、適切な投資判断とはいえません。

そこで具体的に「円高」「円安」の原因を理解し、その原因によって株価への
影響が異なることも覚えておきましょう。


投機的な動きで日本市場にマネーが流入してきていることが原因で
  「円高」になっている時 ⇒ 「株高」

日本経済が、成長過程にあり外国よりも経済の実力が評価されて
  「円高」になっている時 ⇒ 「株高」

外国、特にアメリカ経済が不況でドルが売られることによって
  「円高」になっている時 ⇒ 「株安」

アメリカをはじめ外国の経済が好調でドル買い先行で
  「円安」になっている時 ⇒ 「株高」

政府の「円高介入」によってドル高を是正して
  「円安」になっている時 ⇒ 「株安」

日本経済が不況で企業業績・財政 等に不安が生じて
  「円安」になっている時 ⇒ 「株安」

となります。


したがって、短絡的に「円高」だから企業輸出が減少して不況になり「株安」
となるとか、「円安」で輸出が盛んになり企業業績が好転するから「株高」
になると思うのは慎まなければなりません。

為替変動の内容を良く吟味し、実体を理解して投資の方針を決定することが
「株で勝つ」ための基本なのです。

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個別銘柄の売買には、「全体の相場の動き」を常にみておく必要があるとい
うことについては理解を深めて頂けたと思います。それでは、全体の相場が
現在上昇中なのか下降中なのか、そしてもっと難しいのは「大曲り」といわ
れる「大天井」と「天底」がどこなのかを判断するにはどうしたら良いので
しょうか?

信頼できる簡単なテクニカル分析法

まず一つ目は信頼できるテクニカル分析法を貴方の武器として持つことです。
後述しますが、テクニカル分析法には様々なものがありますが、
ここでは導入部分として信頼できる簡単な方法を紹介しておきます。
より詳細については、以後のページで色々なテクニカル分析法をご紹介してありますので、
ご自分に適した方法を検討してみてください。


テクニカル分析

まず長期の視点で相場が上向きか下向きかを分析しなければなりません。
週足チャートブックを参考にして26週移動平均線を終値が上回っていることで
上昇バイアスが確認できます。

逆に週足終値が26週移動平均線を下回っていれば下降バイアスが働いていると判断できます。

これは極めて簡単な判定法ですが、急騰銘柄の分析にはとても重要な条件の一
つなのです。(なんだ、そんなこと知ってるよと思っている方へ!知っていて
も活用できなければ意味がありません)

ここでチャートブックをご用意ください。チャートブックがお手許にない時は
ヤフーのファイナンスをクリックします。
中央上部に分析したい個別銘柄のコード番号を入力して検索しますと「チャート」が表示されます。


チャート下部の「5年」をクリックしますと26週移動平均線(赤い線)の含ま
れた週足チャートが表示されますので参考にしてください。

もう一つのお金の流れをチェック

ところでもう一つ、資金の流れで将来の相場の動向を予測することができます。
そのためには、日本の株式市場に大きな影響力を持っている外人(資)からの
お金の流れに常に注意を払う事が大切です。

ここでとても簡単でありながら、実際の判断におおいに役立つ方法をご紹介します。

それは「寄付き前」の外資系証券会社経由の売買注文の動向を、
毎日チェックして記録にとどめておくことです。続けて記録しておきます
と、外人からの資金の流れを肌で感じることができるようになります。

できれば買い・売りどちらがどれだけ多いかまで記録しておきましょう。

これを調べるには下記のサイトが適当です。

http://www.toushi-radar.co.jp/data/gaishi.htm
(投資レーダー;サイトより)


記録の方法は貴方の管理しやすい方法でかまいません。
ノートに記録してもいいし、エクセルなどの表計算ソフトに記録・計算させるのも良いでしょう。

毎日チェックしていると必ず上げ始める前には「買い残が多くなり」
差が買いのプラスの日が多くなってきます。逆に下げ始める前には、
「売り残が多くなり」差が売りの日が多くなってくるので判定がつきやすいです。


とても簡単な方法ですが、案外確実に相場の方向を測定できますので、貴方が
株式投資を行うのであれば、これくらいの努力は苦にならない筈です。

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一般的に言って株が上がる要因として、一番大切なのはやはり「企業の業績」
ということになるでしょう。その他に、ヒット商品やブーム・将来性・キャ
ッシュフロー・需給・信用残・PER・株式分割など多くの要因が考えられます。

具体的にお金の流れは、上記のデータに加えてその他のデータをも参考にし
て有利な方向に向かいます。

そして、その個別の銘柄を大きな流れで支配しているのが経済的与件という
ものです。経済的与件は、経済全体を規定している条件ですから、個別の銘
柄(企業)を直接的にも間接的にも支配するものなので、お金の流れは、絶
対に経済的与件を無視することはできません。

それでは、経済的与件にはどんなものがあるのでしょうか?一応列挙してみ
ますと、「為替」「景気(の循環)」「原油などの商品市況」「金利」「マ
ネーサプライ」「自然現象」「政府の政策」等、まだ色々あります。

株価は、これらが総合的に作用しあって決定されるというのが一般的な見方
です。しかし、貴方が投資をする際の銘柄選定において、上記の株価構成要
素をすべて考慮することができますでしょうか。

貴方一人で、株価構成要素に目を光らせて銘柄を選択し、投資するのは神業
としかおもえません。そこで簡単に判断する方法は、お金の流れが向かって
いる先を知ることです。

証券市場に、お金の流れが向かっていれば当然株価はあがります。反対に、
証券市場からお金の流れが離反していたら株価は下がります。

この大きなお金の流れの方向を知っていると知っていないのでは、将来の利
益は大きく違ってきます。個別の銘柄は、全体の流れに最終的には同調する
のですから。

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お金の本性は増殖することです。増殖するためには「新しいビジネス」「新
しいニーズ」という「新ステージ」が必要です。お金は、お金が流れ込んだ
先で、活躍し増殖する可能性の最も大きいところへ移動していきます。

その場所とは「時代を先取りする」場所です。


一例として「東証一部7974の任天堂」を例にとって「時代の先取り」を
見ていきたいと思います。

任天堂は、今でこそ世界的に有名なゲーム機メーカーですが、このゲーム機
を発売する前は、トランプや花札をつくっていました。1965年当時、株価の
最安値は90円だったのです。

その後この任天堂がファミコンを発売した時、世の大人達はトランプメーカ
ーという偏見と、子供だましのファミコンという認識しかありませんでした。
どうせファミコンなんて一時の「はやり」で直ぐにすたれるよと決めつけて
いました。

ところが、子供達は、任天堂にたいする偏見などありません。すぐにファミ
コンの面白さにひかれ、「真っ白な心」で受け入れたのです。その後の躍進
ぶりは、貴方もご存知のように目を見張るものでした。

株価は1990年に最高値34,300円をつけます。なんと1965年の最安値の381倍
です。この事実を貴方はどう思いますか?

そうです、任天堂はゲーム機とアミューズメント・ソフトの開発で「新しい
ビジネス」を起こし「新しいニーズ」を掘り起こし「新しい市場」を創造し
たのです。

今では崩れかけていますが、ソニー神話しかり、最近ではヤフーをはじめ
IT企業の多くもその様な「新しい市場」を先取りして買われ、株価は、数十
・数百倍にもなったのです。

このようにお金の流れ込む先は、時代を先取りして、増殖出来る場所という
傾向があります。もし、貴方が投資資金をお持ちならば、その様な仲間のお
金がたくさん集まるところへ貴方のお金を行かせてあげることです。

そうすれば、貴方のお金は貴方に感謝して、必ず大きくなってまた貴方のと
ころへ戻ってきます。

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株式投資のお金の流れは、流れ込む先によって色々な分類のしかたがありま
す。ここでは株式投資で「儲けるため」という一点に絞って、お金の習性を
理解していきましょう。

ここでは、お金が流れ込む経済の内容で簡単に二つに別けていきます。一つ
は「実体経済」もう一つは「投機経済」です。

一つ目の「実体経済」は「物」や「サービス」を生産して使用価値を付与し
て販売し、今までより高い価値(価格)で回収して増殖して行くものです。

そこには、新しい付加価値が生まれ、更にその付加価値を新しい物を生産す
るための再投資(再生産)に振り向け、また新しい物を生産してより大きな
資本を生み出します。

これを繰り返して行くとこれ以上は供給過剰となってしまう時点で、余った
お金は、預貯金、株、国債、為替、商品、等の「金融商品」に投入されます。
この金融商品に投入されたお金の流れは、「実体経済」において再投資が必
要になるまでは、この「投機経済」にとどまることになります。

その際、お金はただ単にプールされる訳ではありません。お金はその性質上
より多く増殖できる「金融商品」に向かいます。面白いことに、お金は同類
のお金が好きなのです。なぜなら、お金がたくさん集まるところでは、更に
大きく増殖できるチャンスがあるからです。

「長期金利」が高くなれば、株や預貯金から「国債などの金融商品」にお金
が流れ込みますし、反対に低金利になれば、株式市場に流入することになり
ます。

このように金利の水準が株式市場に大きな影響を与えることは、株式投資の
基本中の基本なのでしっかりと覚えておくようにしましょう。

水は「高きから低き」に流れますが、お金の流れは「低きから高き」に移動
していきます。そう、お金は水の流れと反対に流れるのです。

ところで、「実体経済」と「投機経済」の規模は、現在どのくらいの大きさ
でしょうか?

実は、「投機経済」は「実体経済」の30倍以上なのです。こんなに大量のお
金が流れ込んでいる、巨大市場に手をこまねいてほっておくことはありませ
ん。

先ほども申しましたが、お金はお金が集まるところが好きなのです。この性
質を無視してはいけません。この巨大市場にお金を回した方が、貴方のお金
は喜んで増えてくれることでしょう。

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株式投資の売買テクニックは、投資の期間に応じて長期と短期にわけられま
す。「長期投資」の場合は色々な目的で株式を保有する場合が多いのが特徴
です。

例えば、その目的としては、年金資金や投資信託のように、その資金自体が
基本的に長期の資金で回転売買する必要がない長期の資産運用を狙うもの。
また、配当や優待ねらいでキャピタルゲイン(株式売買益)が目的ではない
投資などです。

その他、M&Aなどの株集め、バリュー株投資などがあげられます。狙いは
どうであれ、保有銘柄の企業の内容は重要で、業績不振の銘柄は敬遠しなけ
ればなりません。そこで長期投資に大切なのは、企業の「ファンダメンタル
ズ」です。

なぜなら、長期の株価は、短期的な上下はあっても企業のファンダメンタル
ズに比例するからです。好ファンダメンタルズの銘柄を仕込むのが「長期投
資」の定石です。

しかし、「短期投資」はファンダメンタルズよりむしろ「需給(買い玉と売
り玉の数)」で株価が動きます。短期投資ではこの需給を最優先して分析し
投資します。

その他、「短期波動」を利用して「回転売買」を繰り返えす方法もあります。


短信メモ;波動売買

どんな株にも株価が上下に変動する「波動」があります。「波動」は上げて
行く時も、下げる時も「トレンドライン」(上値抵抗線と下値支持線の間)
に添って波動を作りながら変化します。

この波動を分析して「谷」で買い「山」で売るという方法が「波動売買」で
す。「短期の波動売買」のことを「スウィング・トレード」といいます。こ
の波動の特性を研究した人で「エリオット」という人がいます。

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株式投資は思惑と異なり何がおこるか分かりません。買った株価の値下がり
だけでなく企業倒産や上場廃止なども起りうることです。もし、貴方が1銘
柄に全投資資金を投入していたらとてもリスキーなことになります。

そこで、リスクを分散する売買テクニックとして「ポートフォリオ」を組む
という方法があります。貴方の資金を多数の銘柄に「分散投資」することで
リスクを回避して投資パフォーマンスをあげることが可能になります。

その他の「分散投資」としては「業種別分散投資」「市場別分散投資」など
も考えることができるでしょう。分散投資の売買テクニックにも色々ありま
すので上手く利用しましょう。

「分散投資」にも注意しなければならない点があります。相場全体が上昇相
場で推移している間は、この「分散投資」も有効ですが、一旦下降相場に入
った場合には、思い切って全銘柄を手仕舞いすることが求められます。最終
的に全体が下降に入ると個別の優良銘柄さえも調整を余儀なくされるからで
す。

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「ナンピン買い」は、買った銘柄があいにく意に反して下がってしまった時
に、平均買いコストを下げる方法として昔から多く用いられてきた売買テク
ニックです。

例えば、「500円」で1,000株買った銘柄があいにく380円まで下
がってしまったとします。ここから500円まで戻し、更に利益を出すには
120円以上戻さなくてはなりません。

そこで、もう1,000株380円で買い増ししますと、平均買いコストは
1株440円となります。60円戻せば元になり、もとの価格500円まで
戻せば反対に(60円×2,000株)の儲けになるというわけです。

つまり買った銘柄が思惑に反して下がったら救援資金を追加して買いコスト
を下げて対処するテクニックです。しかし、この「ナンピン買い」は更に傷
口を広げるということを言う人もいます。

長期スタンスならば悠然と待っていることも出来ますが、短期スタンスでは
危険性が伴なうのもこの売買テクニックです。

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前項では「順張り」について利点と注意点を説明いたしましたが、その反省
にたって売買をしようというのが「逆張り」という方法です。

「逆張り」は株価が下がってできる限り底に近いところを買うことで、「順張り」の飛び
乗り天井買いを防ごうという売買テクニックです。

この様に「逆張り」は、多少時間はかかっても株式投資を安全にやりたい方
には、理想的な「売買テクニック」に思えるのですが、やはり注意しなけれ
ばならない点もあります。

注意点

ここで注意しておかなければならないのは、そろそろ底だから買っておこう
と思い、銘柄を仕込んだら、買ったところからまだ下げてしまったというこ
とがあります。

これは確実に底を判定する能力が要求される投資法と言うことができます。
ただ、「順張り」に比べて救われるのは、「順張り」で引かされて場合は、
株価の高い位置を買っている場合が多く、時間をかけてもなかなか戻ってこ
ない場合が多いと言えますが、「逆張り」の場合は、安くなってからの買い
なので、「順張り」よりはまだ救われるかも知れません。

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「順張り」は株式の売買テクニックで一番オーソドックスな手法ということ
ができます。資金を効率よく運用するには買った銘柄が直ぐに上昇し始め、
利益がのって短期間のうちに利食いできる銘柄を買うことです。

ところで株式投資の経験が多少でもある方は、お分かりと思いますが、買っ
た銘柄がなかなか動かずに業を煮やして他の株に乗り換えたら、そのとたん
に動き始めたなどの経験です。

そこでその様なことがないように株価が動意づいてから乗りましょう(買い
ましょう)という方法が「順張り」という方法です。

注意点

ところが、そこは株式投資です。一見理にかなっているように見えますが、
株価が予測どおり持続して上昇してくれれば問題はないのですが、買ったら
「一吹き」で終わってしまい買ったところが「天井」でした、なんて話もよ
く聞きます。

また、投資家の心理として、無意識のうちに「○○円」まで行くだろうとい
う希望価格を設定しがちで、多少利益が乗っても売らずに持っていたら買値
を割ってしまったなんて事は日常茶飯事におきます。

順張りを行う場合にはその様な点を注意して投資を行うことが大切です。
特に株価が動き始め、高くなってから買いたくなる貴方!気を付けましょう!

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