昭和の歌のタイトルから始まってしまいました。
愛の錬金術師、略して「錬愛術師」ひろりんです。(ちょっと変な略ですが…笑)
『愛』
それは歌になり、古くから物語にも描かれ、
最近では「そこに愛はあるんか?」とCMに使われるほど、日常にありふれた存在です。
でも、誰かにこのように問われたら、あなたはどう答えますか?
『愛ってなに?』
『愛してる人はいる?』
恋に落ち、誰かを愛する経験は多くの人が持つもの。
だから「みんな愛を知っている」と思いがち。
でも、本当にそうでしょうか?
『愛とは何か』
『愛するとはどういうことか』
そうしたことを学ぶ機会は意外と少ないのではないでしょうか。
少なくてもわたしは学んだことがなくて、苦しみ・もがきました。
20代前半に初めて胸が苦しくなるほどの恋をしたとき、
誰にも教えてもらえなかったわたしは、本に答えを求めました。
手に取ったのはエーリッヒ・フロム著『愛するということ』。
けれど――まったくわからなかった!(笑)
「愛とは与えられるものではなく、与えるもの?」
「愛することは技術???」
頭の上にハテナが飛び交いました。
その初恋は終わり、勉学に逃げたけど続かず、
普通に働き、結婚し、子育てをしようとしました。
お相手には巡り会えなかったけど、仕事には恵まれました。
都会で稼ぎ、お金の楽しみ方を知り、恋愛もたくさん経験しました。
けれど――
心から「幸せ」と思えた瞬間は一度もありませんでした。
両親を亡くし、家族とも縁遠くなり、
お金を得ることにも使うことにも魅力を感じられなくなったわたしは、
自己啓発の本を読み漁ったり、色々な新しいことに挑戦しても、
それでも生きる意味を見いだせず、淡々と日々を過ごしていました。
そんな人生をバラ色に変えてくれたのが――
『恋愛』でした。
この恋愛を通して、わたしは初めて『人を真剣に愛する』ことを学び、実践してきました。
ここでは、わたしが学び続けてきた『愛の物語』を少しずつ綴っていきます。
読んでくださる方が、自分の中の愛を思い出すきっかけになれば嬉しいです。
どうぞ、これからよろしくお願いいたします。