ワールドカップでサッカー日本代表がスペインを破り決勝トーナメント進出。
私は見れなかったんですが朝起きてニュースをチェックして劇的勝利を知りました。
Jリーグも創設30年だし、日本も海外で通用する選手がたくさん育ってきてる…。
サッカーはいつまでも欧米だけのスポーツじゃないんだなぁ…と実感。
数年後にはワールドカップで優勝ということもありえるかも…。
そんな予感をさせてくれる今回のワールドカップの戦いであったといえると思います。

 
さて、今日は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティに行ってきました。
今回はそんなスペインが舞台のお芝居。
久々のシアター・ドラマシティでの観劇。
調べると2年前の星組の 『シラノ・ド・ベルジュラック』以来でした。
今はトイレ前にあった椅子はなくなってるんですね。
あそこ休憩するのに最適な椅子だったんですがなくなって残念…。
コロナ禍で休止中のバーカウンターも復活する日はあるんだろうか?
ロビーを見るとコロナ禍を感じられずにはいられない。そんな気がしました。
今日は下手側の18列目。この劇場は16列目から小上がりになってるので後方でも見やすい。
なので後方でしたがほぼオペラいらずで観劇することができました。

 
それでは本日の観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。

宝塚歌劇月組シアター・ドラマシティ公演
ミュージカル・ロマンティコ
『ELPIDIO(エルピディイオ)』
~希望という名の男~
作・演出・振付/謝珠栄
~梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ~
2022年12月4日(日)天気:曇り

<公演時間> 
1幕 11:30  ~ 12:35
~休憩25分~
2幕 13:00  ~ 14:00


■主な配役とキャスト ※敬称略
ロレンシオ/アルバレス侯爵…鳳月 杏
パトリシア…彩 みちる
*~*~*
ゴメス…輝月 ゆうま
マグダレーナ…白雪 さち花
マルコス…千海 華蘭
アロンソ…蓮 つかさ
ミゲル…佳城 葵
ブルーノ…英 かおと
アマンダ…桃歌 雪
カルメン…妃純 凛
フランシスコ…彩音 星凪
マラバ…花時 舞香
セシリオ…彩海 せら
グラシェラ…天愛 るりあ
エステル…蘭世 惠翔
ロメーロ大佐…柊木 絢斗
モンテス中尉…大楠 てら
ラファエル…瑠皇 りあ
ベニータ…きよら 羽龍
セサル…真弘 蓮
フリオ…和真 あさ乃

■あらすじ
植民地が次々と独立し、隆盛を極めたスペイン帝国が終焉を迎えた20世紀初頭のマドリード。国の将来を憂える男達が集う酒場 Camino(道)に、仲間たちからロレンシオと呼ばれる男の姿があった。かつて死に直面しながらも命を取り留めた過去を持つ彼は、生きる意味を求め彷徨う中、この街へと辿りついたのだった。ある夜、何者かに襲われたロレンシオが連行されたのは、軍の大佐でもあるアルバレス侯爵の館。侯爵と瓜二つの顔を持つロレンシオは偽の身分証を所持していたことで脅され、替え玉となるよう迫られる。ELPIDIOというペンネームで新聞に詩を投稿していた彼は、それを続けることを条件に替え玉となることを受け入れるが、侯爵の妻パトリシアに偽物と見破られてしまう。侯爵と離婚協議中であったパトリシアは福祉活動に従事しており、同じ思想を抱くロレンシオと次第に惹かれ合い、二人は恋に落ちていく。侯爵家の人々に見守られながら様々な事柄に向き合ううち、ロレンシオはようやく自らの使命を見出していき…。
弱者に寄り添うELPIDIOの詩に触発された人々が“希望”を胸に行動を始める中、この世に蔓延する嘘の在り方に対峙する偽侯爵ロレンシオは、スペインが抱える問題を如何に解決していくのか。そして、彼の本当の名に込められた意味を見出すことが出来るのか。
 
[感想]
スペインで吟遊詩人として活動していたロレンシオがある夜何者かに襲われる。
目覚めるとそこはアルバレス侯爵の館。そこで働く執事と秘書に侯爵の替え玉になって欲しいと依頼。
偽の身分証を持っていたロレンシオは身分を保証するとともに執筆活動を継続することを条件に受諾。
しかし、実家に帰省中だった妻のパトリシアが突如予告もなく帰ってきた…。
アルバレス侯爵を装うロレンシオだがパトリシアには簡単にばれてしまう…。
ただパトリシアは離婚協議中であったこともあり、今後もロレンシオと仮の夫婦を続けることを決める。
そんな中、ひょんなことで打倒アルバレス侯爵を掲げる連中の暗殺計画があることを知る…。
…というのが主な物語の内容です。

自分の正体、身分を隠して、ペンネームを用いて新聞で詩を投稿して訴える。
そんな中、自分より身分の上の侯爵家に替え玉を頼まれる。
執事の解説?により侯爵の真似ごとはできたけどあっさりと奥さんにはバレる(笑)
なんて面白いお芝居なんだ…と思った前半と急展開な後半。
メチャクチャ面白いお芝居でしたね。これほどとは思わなかった…。
なんか宝塚らしくない?お芝居。とても見応えありました。
ロレンシオとアルバレス侯爵の1人2役を演じる鳳月杏さん。
アルバレス侯爵の方は出番が少なめでしたが、独特なキャラで思いっきり笑わせてもらいました。
ロレンシオはクールな佇まいでとても鳳月さんにマッチしてます。
歌も上手いし芝居が映えますね。素晴らしかったです。
彩みちるちゃんはアルバレス侯爵と離婚協議中の侯爵夫人の役。
シティハンターの野上冴子の時もそうですが、艶っぽい女性の役が似合うようになりましたね。
歌も劇的によくなったような気がしました。いい娘役になったね。


…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、文句なし10点満点です。

以上です。