私の周りには、ご贔屓の退団で廃人になった(例えです)ことのある方、廃人になりそうな方、廃人になっている方、知り合いでいるけど、私にはその感覚はない。
舞台技術の高い実力派が好き、ビジュアル特化のキラキラな方も好き、未熟だった芸が高められているのを実感できるのも好き、精進している生徒さんが好き、なので、嫌いなジェンヌはいない、、、というと、結構驚かれる。
ジェンヌはそれぞれにみんな好き、特にご贔屓はない、というのは、大して好きではないのかもしれない、熱量の低いライトなファンだと、自分では思っていた。
なのに、今回の件で、私は歌劇団の存在、そういった生徒さんたちを擁する歌劇団の在り方が結構好きだったのではないか、と思えてきた。
なので、今回の件で歌劇団がなにかと批判されることが辛く感じるのかしら...誹謗中傷と思い私を通報したというブログ主さんがどちらかというと被害者擁護だったので、ついその反対の加害者擁護的なコメントをしてしまったけれども、仮にブログ主が、世間が、加害者擁護的な論調だったら、反対に被害者擁護の感情を持ってしまったかもしれない。
どちらも好きだから、味方の少ない方を応援したくなる、バランスを取りたくなる、のかしら。
私自身が、他人から嫌われたくない、悪く思われたくない、なので私も他人を悪く思ったりしたくない、好きでいたい、という八方美人で判官びいきなところが起因しているとも言える気がする。