まずは感謝の気持ちだ
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園での撮影会開催に際し
チェリッシュ撮影会主催者の田中優衣さんに感謝の意を表したい
本当にありがとうございました
この場所で撮影会が開催されることが
ずっと僕の夢だった
僕の住む町は埼玉県飯能市
池袋から電車で50分の田舎の小さな町
そこに、この公園はある
今から20年前、ムーミンの原作者トーベ・ヤンソンさんに出した1通の手紙…
その手紙には「子供達のために童話の世界観を再現した公園を造りたい」と書いてあった
大変な感銘を受けたヤンソン氏は即、了承したという
それから20年間、様々なメディアにも取り上げられ、多くの人が訪れ、皆から愛される公園となった
ドラマやCM等のロケ地に使われ、写真愛好家にとっても、秘境的なスポットとして知られるようになった
でも、僕の願いは
このまま秘境で終わらせるのではなく
昭和記念公園のような写真撮影の名所にする事だ
先ずは公園の使用許可を取る必要があるのだが
20年間、撮影会が開催された前例はない
そもそも“撮影会”とは何か一般の人は知らない
その説明からスタートした
“撮影会”が何なのか、それを理解してもらうには、撮影会で撮った写真を見せるのが一番の近道だ
個人で撮る場合は許可がいらないので
リクエスト撮影を田中優衣さんに依頼した
その写真を見せて撮影会が何かを説明した
囲みでは無く1対1の撮影であること
公園のイメージを損なう事の無い写真であること
運営が管理するのでマナー等が向上する事等、
一つ一つ丁寧に説明した
また、撮影会が開催される事で今までと違う客層が遠方からやってくる
それは地域の活性化に繋がり、撮影した写真はSNS等で拡散されるので宣伝効果もある
そういったメリットをアピールした
公園を管理しているのは市役所の道路公園課
僕が4年前まで在籍していた部署で、課長以下現在のメンバーは気心が知れた仕事仲間だ
僕の願いに理解を示してくれ、関係各所へ様々な働きかけをしてくれた
そうでなければ、この話は実現しなかった
本当に感謝しかない
市役所内部の関係部署と上層部に粘り強く交渉した結果、申請をすれば許可を出す方向へ決着が着いた
20年間許可が降りなかったのに、奇跡が起きた
改めて道路公園課をはじめ関係各所の皆様には感謝申し上げたい
許可は降りることになったが、実際にこの場所で撮影会を開催してくれる団体様を探さなければならない
リクエスト撮影の時に田中優衣さんに話を持ち掛けたところ、2つ返事で了承していただいた
撮影会が開催された前例もない初めての場所で様々な不安やリスクもあったはずなのに
相変わらずの決断の早さには本当に敬服する
正式な使用許可の手続きを経て、募集の開始が始まった
今回の撮影会における達成目標は次の2つ
①一人でも多くのモデルさんカメラマンさんに来ていただき、この場所を好きになって欲しい
②感謝の意を込めて可能な限り多くのモデルさんを撮影する(出来れば全員)
しかし、①と②は互いに相反し矛盾する
今回は僕の持ち込み企画だ、自ら企画したイベントに自分で予約を入れるのは御法度だし
僕が予約の枠を独占することで、他の参加者が撮影する機会を奪ってしまうことがあってはならない
なので今回は最初予約はしなかった、直前まで待って空き枠があれば予約を入れる方針とした
そうすることで①と②の目標は達成される
こんなに来ていただけるとは思っていなかったので、とても嬉しかった
参加してくれたカメラマンさんも、知った顔もあり、初めましての方も居て、何しろ大勢の方にご参加していただいた
特にトラブルもなく大盛況のうちに無事に終えることができた
参加してくれたモデルさん、カメラマンさんには本当に感謝しかないです
僕は、この公園が大好きです
そして、写真が大好きです
モデルさんもカメラマンさんも
写真を愛する全ての人に
一人でも多くこの場所に来て欲しい
一人でも多くこの場所を好きになって欲しい
そして、ステキな写真を沢山撮って欲しい
それが僕の“願い”であり“想い”です
そして、その“想い”は“現実”となりました
しかし、それは独りでは成し得なかった
今回の企画に協力していただいた全ての人に、本当に感謝しています
次の開催はまだ未定ですが、チェリッシュ撮影会さんはもちろん、他の団体様にも是非この場所で撮影会を開催していただきたい
申請の窓口は道路公園課ですが、興味や関心があれば僕の方に問い合わせていただいて全然構わないです
昼間バタバタしてるので返信遅くなるかもしれませんが(笑)
写真を撮るなら飯能へ(←キャッチコピー)
僕はいつもこの町にいます
皆さんの事を待っています
写真を愛する全ての人へ
感謝の気持ちを込めて
2019/11/17 トーベ・ヤンソンあけぼの子ども森公園にて
P-MAN(春原秀樹)
