「働き方」への個人的な興味が高く、
また、人事部門にいたこともあり、
「働き方」に関する本をいろいろと読んでいます。

ちきりんさんのこちらの本。
過去記事見たら、前にも紹介してましたが。。

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる/文藝春秋
¥1,404
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今日紹介したいのは、こちらの箇所。

「恵まれないほど考える機会が得られる」

(以下引用)~~~
最近は就職活動が厳しいため、
若い人たちは真剣に「自分はどんな人生を送りたいか」と考えています。
(中略)
ある意味では、終身雇用とは罪深いシステムです。
いったんその企業の構成員となれば、あとは何も考えなくても
ひたすらに続くエスカレーターの上を黙々と歩いていけるからです。
あのシステムが人から、自分はどんな人生を送りたいのか、
何をやりたいのかと自問自答する機会を奪ってしまっています。
(中略)
人は不遇な立場に置かれると、しっかりと考えるようになります。
物事にはいい面と悪い面があります。
幸運な立場にあったからこそ何も考えずに済み、
そのために人生の折り返し地点を過ぎてさえ、
自分がどういう人生を送りたいのか、自覚的になれない人もいるのです。

(引用ここまで)~~~



女性活躍推進が叫ばれる今、
女性が結婚や出産を経て、企業にて働き続けることは、
以前に比べると普通のことになりつつあります。

が、働き続ける上で、
特に、ライフステージの変化を経て、
子育てをしながら働く場合、
悩みや葛藤を全く感じない人は少ないと思います。

1回目の育休中、
「なぜ働くのか?」を考える子連れのワークショップに参加したときのこと。
5年前のことなので、細かいことは覚えていないのですが、
一つ覚えていることは、ある参加者の一言。

ってか、こんなに「働く」ことについて真剣に考えるって、
私たちってすごくない?

会社の男子なんて、
今日飲み会だー、二日酔いだーとか、週末何しようーとか
そんなことしか考えてない気がするんだけど!

たしかにー。
と、参加者一同、ウンウンと納得したことを
覚えています。

不遇でマイノリティな立場に置かれてしまうからこそ
このままで良いのだろうか、と考えるのであって、
メインストリームを歩んでいるときは、
そこにいることに悩みはなく、深くは考えないものです。

考えること、悩むことは、苦しい時間でもあるけれど、
意識的に、真剣に考えてこそ、
自分がどんな人生を送りたいのか、
自分は何をやりたいのか、
そこに気がつくのだと思います。


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