将来的には、自宅で透析治療が受けられる「在宅透析」を導入したいと思っている。

 

透析導入が確定的になった3月、初めて家族とともに担当医から透析についての説明を受けた際、在宅透析というのが可能だということを知らされた。

 

通常のクリニックなどので行う施設透析や腹膜透析も説明を受けたが、透析効率の良さ、また利便性から、在宅透析を一番に勧められた。

 

麻酔科の知識として、透析は週3回4時間程度の透析は最低条件であり、それでも十分に血液を浄化するには足りないだろうということは少々理解していたが、ほぼ毎日透析が行える在宅透析では、食事制限がなくなり、生存率があがるとのこと。

 

現在おこなっている施設透析は夜のシフトではあるも、18時までには始めないといけないので、17時には最低仕事を切り上げてないとならない。仕事が残って夜遅くになっても自宅で透析が回せるのはありがたい。

 

下の子もまだ11歳だし、あと10年は最低頑生きて張らないといけない。

 

家族にはいろいろ協力が必要になり、迷惑もかかるが、ここは在宅透析に挑戦してみようと思うようになった。

 

実際の問題点としては、

自宅はせまいマンションであり、さらに透析部屋として一つ部屋を占拠するようになってしまう。

また、透析を自宅でする場合、必ずだれかもう一人家族なりだれかがいるというのが条件であり、家族の制限も必要になる。

透析1回分は400L水を使用するため、水代がかなりかかる。お風呂を2回毎日はいるようなものだ。

水道を部屋まで引っ張るための工事や排液が高低差を保って下水管にながれるような工事が必要で、改修費もかかる。

 

晴れて、その後透析が7月から始まったのだが、教えていただくスタッフさんがいる午前中週1回火曜日に透析をやりつつレッスンを受けていくことになった。ほかの、木曜と土曜日も本来ならレッスンをうけつつの透析をすべきだったのだが、そこまで昼間の仕事をしないというわけにはいかないので、レッスンはなく夜にただの透析を受けるだけという予定になった。