病気とはつくづく孤独なものだと実感する。
人の痛みや苦しみというのは、その人にしかわからないものであり、たとえそれが何らかの病名がついたものであっても、まったく病状が同じような人と巡り合うことは少ない。
その苦しみ悩む期間が長ければ長いほど、その人独自の辛さが形成されていく。
ますます孤独になっていく。病気の辛さは単に、症状の辛さだけではない。そのつらさが誰にもわかってもらえない孤独さにあるのかもしれない。
明日透析を大学病院で行い、導入が終了したら、7月1日から、透析クリニックでいよいよ透析ライフが始まる。
今日は、これからお世話になるクリニックを見学に訪れた。
多くの透析ベッドがあり、透析を受けられている方が何人かいた。
他人には自分の気持ちはわかるわけはないが、それでも人は人でしか癒せられないところもある。
これから多くの透析患者を直接に出会うことになるだろう。お互い孤独ではあるも、彼ら彼女から勇気をもらうこともあるのだろう