うつ改善セラピスト 横山玲子 のプロフィールは こちら
「うつ改善コース 体験プログラム」については こちら
>***--------------------------------------------***
子供の頃、よく聞いた歌に「一年生になったら」という歌がある。
「一年生になったら、友達100人できるかな。」
実は、この歌は、私にとって恐怖だった。
◇
昔も今も、最初の印象と全然違う、とよく言われてきたが、
どうも、最初は硬いイメージらしい。
なので、するすると友人ができるタイプではない。
そして、原則として、1対1の関係しか築けない。
グループでどこかへ遊びに行く、ということはできないタイプだった。
たぶん、私だけを見て、という欲求が強い子供だったんだろう。
◇
結婚してすぐの頃、旦那さんとこの話になった。
「友達作らなきゃって、すごい苦しかったんだよね。」
と言ったら、
「同じ学年に100人もいないのに、そもそも無理に決まってるやん。」
の一言だった。
あぁ、この人は私と違う成分でできているんだなぁ、と思った。
ほっとして、でも、そんな風に考えられるなんて、ちょっとずるい、と思った。
◇
旦那さんがうつになったとき、私は鍼灸師になって1年目だった。
うつに対する師匠の治療を、見ることができないときは、耳をそばだてて、必死で聞いた。
「感謝する人の名前を30人あげてみろ。」
という師匠の言葉が聞こえた。
私は急いで心の中で、30人を数えた。
いる。
最後の方は無理やりだったけど、とりあえず30人いる。
なんとなくほっとして、その日、家で寝ている旦那さんに聞いてみた。
「そんなん、おらん。」
の一言だった。
「お母さんは?私は?」
「感謝なんて、そんなんできへん。迷惑かけてるだけやのに。」
彼の心の痛みの強さを感じた。
そして、自分が偽善者だなぁ、と思った。
◇
30人、感謝できる人が思い出せたら、うつはよくなるんだろうか?
いつもの悪い癖で、そこを師匠に聞くことができないままになった。
◇
でも、今、こうやって色々なことを学んできて、自分なりの答えが、少しわかってきた。
感謝する人を思い浮かばない時は、
まだ自分を慈しむ行為が、終わっていない、ということだ。
自分という器をいっぱいにして、そこから溢れたものが、他者へと循環していく。
そしてそれは、30人じゃなくても、100人じゃなくてもいい。
自分から溢れた愛が、一人でも大切な他者に循環すれば、それが幸せ。
そして、その他者が、また他者に循環させることを信じる。
それが幸せ。
私の器はいっぱいになっただろうか?
***--------------------------------------------***
~人には幸福な未来を選び取る力がある~
「うつ改善コース 体験プログラム」については こちら
「うつ改善コース 体験プログラム」申込みフォームは こちら
Facebookで日々のことを更新しています。
https://www.facebook.com/r.yokoyama.f