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ARTS&WORDS

本(主に小説)の感想、展覧会レビューが中心のブログ。
その他、料理のこと、おやつのこと、映画のことも書いています(^_^)

こんばんは。

今日も1日お疲れ様でした。

三連休は楽しめましたか?

 

 

さて、私は『三千円の使いかた』を読みました。

原田ひ香さんの小説です。

 

三千円あったら、私は何に使うだろうか、と考えてしまうタイトル。

本だったら2冊は買える、映画だったら2本観られる、ケーキ屋さんのケーキは6個ぐらい買えるかな?

つまり、これが私の人間性。

人によって、いろんな回答があるのでしょうね。

 

独身の妹、子持ちの姉、その母、祖母、がそれぞれ短編の主人公になって話が展開していく、ある家族の物語。

お金にまつわる、あれこれでみんなが悩んでいます。

めちゃくちゃ貧乏か、信じられないくらいのセレブか、そういうのが主人公になりがちなイメージがあるジャンルですが、

普通の家庭の、きっと誰もが抱えているようなお金の悩みを切々と描いているのが印象的です。

読者からの悩みにファイナンシャルプランナーが答える、というような連載はちょこちょこ見かけるのですが、

それを小説にしたら、きっとこんな感じかも、と思いました。

物語がある分、コラムや節約術の本を読むよりは読みやすいのかもしれません。

 

最近よく、会社の人がどこそこでランチを食べたとか話していると、

どうしてそんなにお金があるのかなと疑問に思ったりします。

この人は一体いくら稼いでいるのかしら、と。

コンビニで買ってきたおにぎりを食べている人の方が、よっぽど親近感がわいてきます。

という私は、毎日お弁当を持参しています。

でも、それで自分の家の食費が抑えられているか、と聞かれれば、たぶんそれなりにお金はかかっていて、

昼食代としてみんなが使っている分を、自宅で食べるご飯のための食材購入に充てているのかも。

それで困らなければいいのかな。

今のところ、お金の悩みはもうちょっと貯金をしたい、というくらいなので、

それなりに平和な生活ができているのかな、と自分の生活を振り返った本でした。

 

 

 

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詳細はこちら。

三千円の使いかた (単行本)

 

明日もいい日になりますように。

 

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