9月末にボイラーを交換したばかりのボイラーです。

こちらの現場は長府工産の石油ボイラーを採用しています。

 

 

シーズンインに伴い使用を開始すると給水エラーで停止し、
給水しても改善されないのこと。

エラーが出るのは2階。

 

1階は床暖での運用ですが、2階は床暖ではなく「リアルホット」と呼ばれるファンコイルから、温水による温風が出るという仕組みです。
ファンコイルは古いものを引き続き利用しています。



 

症状を確認すると、配管内にエアー(空気)が入っているようです。
復旧時にしっかりエアー抜きしたんだけどなぁ。

各配管に漏れはないようです。
どうやら、単純にエアー抜き不足だったようです。



ボイラーは1階、ファンコイルは2階。
お湯が循環するパイプ内に残った空気は当然高い所に滞留します。

ボイラーが動き出すと、配管の内圧が上がりますから、空気が押されて体積が縮むのでしょうね。

ボイラー停止時に満水にしても、作動時にリザーバータンクの下限を超えるまで減水するのでエラーが出る。
エラーが出たので水を足すと、その時暫くは動くのだけど、停止すると配管内圧が下がってエアーが膨張して水が逆戻りし、オーバーフローする。
これの繰り返し。


室内機ファンコイル4台ともしっかりエアー抜きして、対策しました。