血が出る、爪につく

少し痛いけど,それでも気になる

剥いでも剥いでも私は満足しない



どんな嵐が来ても囲む壁が

私には沢山あるのに

それでも私はどんな時も

もう私のものではない剥がれた皮で

フィルターにして隠れようとする。

その薄さでは、風一つ防げない


犬もハムスターもモモンガも生きて、

もう死んだのに

私はまだ壁に全てを委ねて寄りかかれずにいる

あまつさえ人間でしょう,人間のつもりでいる


どうして痛いの



ふん、唇は薄い皮で覆われている

剥ぐことなく生きてるやつからしたら

それがありのまま

私は鼓動まで共有しようとしてた?


考えていると

「その手、やめなさい」




口紅は、守られた唇にだけ映える

私のはまだ、和紙のように脆く

滲みやすいから、痛む


それがありのまま

永遠にこのままで、

痛むけど