出産予定日まであと1週間ちょっと
妊娠初期の出血以降は、ナイナートラブルもなく、
順調に育ってくれました。
‘ポコン’と可愛らしかった胎動も
今では‘ぐにょんぐにょん’と力強くこちらがびっくりしてしまうほど。
長かったような、あっという間だったような…
出産、育児の不安も大いにあるけれど
もうすぐ会える!
そんなドキドキの方が今は上回っている感じです。
出産前にやはり書いておきたいなと思ったことを。
卵管因子による不妊の方で
腹腔鏡手術を受けようか、はたまた体外受精へ進むか
迷っている方へ
今思うことを書いておこうと思います。
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卵管造影検査にて、卵管閉塞&水腫の疑いが分かったとき
34歳でした。
担当医師からは、
①このままでは自然妊娠は難しいこと
②体外受精に進むか
又は腹腔鏡下手術にて、卵管形成(腹腔内癒着剥離)を行うか
③自分としては、悩むところであるが腹腔鏡下卵管形成術を勧める
そう説明を受けました。
腹腔鏡下卵管形成術を勧める理由としては下記の2点
・年齢的に卵管の疎通性回復後、体外受精に進むことも時間的には可能なこと
(37歳以上であれば、迷わず体外受精を勧める)
・水腫の場合、溜まった貯留液が子宮へ逆流し
受精卵を流してしまうことがあり、卵管切除した方が妊娠率が改善するので
まずは腹腔鏡手術で現状を確認し、必要によって卵管切除も同時に行ってしまえば
体外受精へ進んだ場合にも有効であること
(KLCでは真逆で、水腫があろうとも卵管は温存すべきとの考えでした)
ただし、手術で癒着剥離したとしても
1年位で再閉塞するケースも多いこと
腹腔鏡手術を行ったところで
卵管の疎通性が戻らない場合もあること、
それらがあるので医師によっても判断が分かれるだろうし、悩むところである。
とのことでした。
我々夫婦も悩みました。
経済的な観点、確立的な観点、肉体的精神的負担の観点
それぞれノートに列記して…
○腹腔鏡手術の場合○ ○体外受精の場合○
手術&入院費用(12万~15万円) 1回30万円~
医療保険で実質自己負担なし 妊娠率30%としても 90万円~
癒着剥離後の妊娠率 20%~30%位
詳しいデータなし
(癒着状況により成績が左右される為)
ネットで調べるも妊娠率は芳しくない感じ
1年位で再癒着の可能性
卵管疎通性は戻っても機能するかは未知
入院1週間、全身麻酔 複数卵子誘発方法の場合、
1cm程の穴を2~3箇所あける 肉体的精神的負担 大
手術翌日から歩行可 (仕事を続けながらの治療は難しい)
そして出した結論は
腹腔鏡下卵管形成術を受け、半年間は通水治療をしながら
タイミングと人工授精を試みて
結果が出ないようであれば、体外受精に進む。 でした。
半年間と決めたのは、人工授精で妊娠できる方の殆どが
5回~6回以内で結果がでているらしかったこと
体外に進む場合、34歳のうちに卵子を取っておきたいと思ったからです。
今、思い起こせば
そこまで焦る必要もなかったのかな…と思うこともありますが
出来れば40才までに2人子供が欲しいなぁ~との思いと
実母が40才前半で閉経していたこと
30才過ぎて、生理の経血量がとても減ったことなどもあって
自分的には閉経が近いのでは…と疑ってたからでしょうか。
とにかく、出来ないのではないかという 不安で不安で
一日たりとて、無駄にしたくない。とにかく早く子供を授かりたい。
という気持ちでいっぱいでした。
そんなこんなで、卵管造影検査から1ヶ月半後
手術を受けます。
手術前日に入院し、入院期間は6日間でした。
手術時間は1時間ちょっと、
手術室入出から病棟まで入れて計2時間ほど。
お臍とその下2箇所、計3箇所穴を開けました。
大きさは指1本程度のもので、
1年半経った今、傷口は殆ど目立たないです。
卵管造影検査では水腫のように卵管采あたりが膨らんでいたのに
実際、覗いてみたら不思議なことに水腫は見受けられませんでした。
卵管采周りに癒着が見られ、癒着剥離後、
大量通水を行い卵管の疎通性を確認、
卵管はそのまま温存となりました。
手術後、麻酔が切れてからは若干の痛みはあったものの
座薬の痛み止めで我慢できる程度。
手術後半日は酸素吸入器をつけ、1~2時間置きに
看護師さんが体温や血圧を診に来ていましたが、
翌日には歩行可能で、トイレにも自力でいけましたし
10倍粥からでしたが、食事も出来ました。
腹圧がかからるとさすがに痛かったですが、
退院する頃には、普段の7割位まで回復していたように思います
仕事は退院後数日間は在宅勤務で体を慣らし、
1週間後、職場復帰しました。
通勤のことを考えると、退院後すぐの復帰はきついと思います。
負担の少ない腹腔鏡とは言え、やはり手術は手術、
手術前日~翌日まで24時間感染症防止の点滴、剃毛、道尿、
手術室の雰囲気、傷口をみた時のショック
決して気持ちのいいものではありませんでした。。
手術はもう受けたくない。そう思いました。
手術後は、すぐの生理を見送って
タイミング治療が始まりました。
通水治療は2ヶ月に1度。
タイミングを4回、人工授精を2回。
あと2~3回人工授精をしてもよかったのですが
ここで加藤レディーズクリニックへ転院を決めました。
旦那さんの精子には何ら問題がなく
人工授精は我々には有効な手段とは思えなかったのと
疎通性は戻っても卵管采のピックアップ機能自体が
失われているのでは…と疑うようになったのと
手術後半年たって、通水治療の時に
少し抵抗がみられる用になり(再癒着し始めた?)
通水治療がとにかく苦痛でした。
これは卵管造影検査の時の激痛を経験して以来、
子宮に器具やチューブを入れるということ自体に
恐怖を感じてしまうようになっていたことも、大いにあるかと思います。
一番は、早く結果が欲しかったのだと思います。
基礎体温で一喜一憂したり、
期待していたのに生理が来てしまった時のショックとか…
体外受精は、どうしても辛い。というイメージがあったのですが
加藤レディースクリニックの自然周期の治療方法は魅力的でした。
通院していた病院でも、体外受精
(ロング法やアンダゴニスト法)は行っていましたが、
薬漬け感が否めず、おそらく自分はその治療に耐えられないだろうと。
また、周産期もガン治療も取り扱うような総合病院の産婦人科でしたので
やはり、専門的なクリニックに転院するのが
一番だと思っていました。
医者は医者でも、
例えば、耳鼻科医は外科の手術は出来ないだろうし
内科医は眼科の手術はできない、
その逆もまた。
体外受精は体外受精専門の病院で。
それらを腹腔鏡手術を担当してくれた医師にも相談したところ
加藤レディースクリニックの名前があがり
好き嫌い分かれるが…との前置き後
実績だけで言うなら、ここはやはり凄い。との意見を聞いて
転院を決めました。
KLC(加藤レディースクリニック)に転院してからのことは
このブログにある通りです。
両方を経験した今、
もし腹腔鏡手術か、体外受精か、と聞かれたら…
私は自然周期での体外受精を選びます。
結果がすべて。
腹腔鏡手術後に妊娠出来ていたらば、腹腔鏡を勧めたかも知れません。
ただ、不妊治療の場合
原因である卵管因子の治療をしたいのではなく
子供を授かりたいのであって、その結果を求めるのであれば
体外受精が一番の近道のような気がします。
そして、不妊治療の場合、時間(年齢)はとても重要です。
どの結果をみても、1歳でも若ければ若いだけより良い結果が出ています。
腹腔鏡手術で卵管の疎通性は戻りました。
でも、癒着によってダメージを受けていた卵管采の機能
(ピックアップ機能)が戻ったのかどうかまでは分かりません。
すぐに再癒着するかも知れません。
不妊の原因は実は他にもあるかも知れません。
私の場合、ピックアップ機能が原因と思って体外受精に進んだけれど、
卵子の老化も原因だったように思うのです。
結局、体外受精では駄目で、顕微受精となって初めて感じたことです。
なんとなく、言われるがまま
タイミング治療と人工授精を繰り返しても、結果はどんどん悪くなるばかり
だったかもしれません。
経済的に苦しい方もいるかと思います。
我々も先が見えないことだけに、今後いくらかかるのか
経済的なことも考え、まず手術を選びました。
でも、仕事をしながら、
タイミングや人工授精の不妊治療を1年も2年も続けるのは
かなり大変です。
それより、体外受精で短期間に結果をだし、
早めに仕事に復帰したほうが、長い目でみたとき
よっぽど経済的なのではと思います。
KLCでの通院費は、助成金をもらっても
90万円弱、自己負担しました。(採卵4回(1回空砲)、受精2回、凍結1回、移植1回)
でも、これでかけがえのない宝物が授かれるのであれば
決して高い金額ではないと思っています。
倫理的観点から悩まれる方もいらっしゃると思いますが、
ご夫婦でよく相談し、悔いのない選択を
私の経験が少しでも参考になれば幸いです。