ペットと飼い主の後悔しない生き方を提案!15年間1000人の飼い主さんとお話ししてきた
獣医師 岩田まりこのブログです。
病院では教えてくれない、
あなたのペットだけに合う
自然療法を使ったケアの方法を教えます
プロフィールはこちら
今はお腹の調子をくずしやすい、土用の時期
まだまだ寒い日もありますが、
日中はものすごーく暑い日もあり、
体調がイマイチの飼い主さんも愛犬もいらっしゃるかと思います。
今は季節の変わり目で
年4回ある土用の時期のひとつ。
お腹の調子を崩しやすい時期なので
もともとゆるい子は特に、
気を付けたいところです。
うんちがゆるい、
と一言で言っても
タイプによってケアは違ってくるんです。
普段からうんちがゆるくなりやすい子にもタイプがあるので
体質を診て、
体に合うケアをしてあげましょう
愛犬はどのタイプ?
まず、
ウンチがゆるくなる原因ですが
① もともと胃腸がよわいタイプ
② 腎のよわりタイプ
③ ストレスに弱いタイプ
があります。
① 胃腸はからだの水分のめぐりに大きく関係するので
胃腸の弱りは、からだに余分な水分(湿)をうみます。
状態の悪い土が、
養分やお水を吸い込めないように、
弱い胃腸では
栄養の吸収ができません。
細い子、
疲れやすい子、
元気のない子
が多いです。
痩せていなくても
気力のない子や
動きたがらない子も多いです。
クリームも、
うちに来た頃はゆるいうんちばかりしていて、
ちょっと食べ慣れないもの
固めの野菜や
少し量が多いと
すぐ下痢になっていました。
(アザラシ?)
こんな子は
お腹に負担の少ないご飯や
元気をつけるために
気を補う食材や
胃腸を元気にする食材を使います。
② 胃腸の弱さが腎まで弱らせているタイプ
このタイプは下痢をすると、
精(エネルギー)を奪われるので
下痢をすると疲れてぐったりです。
寒がりの子、
シニアの子が多いです。
胃腸の立て直しと腎を補ってあげること、
腹巻をするとか
寒さ対策も必要です。
ホテルのお預かりや、
慣れないドッグランなどのあと
下痢をする子です。
気難しくて繊細、イライラしやすいとか、
気の流れが悪いことも関係しているので、
胃腸のケアといよりも、
気のめぐりを良くしたり、
肝のケアが必要です。
こんなふうに、
ひとことお腹が弱い、
といっても
東洋医学で見ると
原因もいろいろで、
どんな子がいつ下痢をするのか
飼い主さんが
よく見てあげると
対策がしやすくなりますよ