衝撃的な面接官との、想定外の面接を終えて脱力感満載…私の甘い妄想は遥か彼方へ吹き飛ばされてしまった。
翌日モヤッとした気持ちのまま職場に立つ私の顔色を、店長が伺う。
店長は日頃から「誠心誠意」という言葉をよく使うが、私に向かって「誠心誠意」語り始める。
「ナカムラさんが悩んでいるアレやソレの事なんですが、アレはこうして、ソレはこうしましょう。そしたら、もう心配する事も悩む事もありません!問題解決です‼︎」
ドヤ顔の店長を冷めた表情で静かに見る。
小さく溜息をついて、店長は再度「誠心誠意」語り出す。「ナカムラさん、そしたらこうしましょう。ココまでやったら、もう完璧です‼︎もう何一つ問題ありません。そうでしょ?どうですか?」「何もソコまでする必要はないと…ゴニョゴニョ」と小声になる私。
「ナカムラさん‼︎昨日マネージャーと話しあったんです‼︎何が何でもナカムラさんを辞めさせんようにしようと‼︎‼︎」あまりに力が入っているので、
プッと苦笑しながら「私、店長とマネージャーの袋叩きにあいそうでそうです」
お互い笑ってしまう。
店長は心配事があると「夜寝れん」タイプらしいけど、昨夜もあまり寝れんかったんちゃうやろか?と思うと、少し申し訳ない気持ちになってきた。
あまりに一所懸命な「誠心誠意」に少し感激した。
