さてさて。

成田について海外旅行に浮かれ気分だった私は、荷物にカートを乗せて

平和な空港とそのカートの様子を写真に撮ったりしていた。



みんなで食べるとおいしいね



そして、地震が起きた時の画像はこちら。(成田での地震の様子


私はちょうどチェックインを済ませて、今度は荷物をドロップする所だった。

前に並んでいたカップルが、席は隣にして欲しいとリクエストしてあったのに

バラバラになってしまっていることでアメリカンエアラインと交渉をしていて

多分10分くらい待っていたんだと思う。


後から考えると、このカップルがカウンターでエアライン職員の方と揉めていたことが

その後の私の数日の生活を救ってくれたと思う。


結局その夜は空港は閉鎖されて、空港で寝なければならなかったけど

荷物があったおかげで、必要なものが手元に残ったからだ。


夜、何度も「一度荷物を預けてしまった人は、申し訳ありませんが、

荷物を本日中にお返しすることが出来ません」という放送が流されていた。


地震が起きた時は立っていたので、最初はあまり揺れに気がつかなかった。

所が後ろに立っていた若い女性たちが「やばくない?」と言いながら近くの看板とか

天井から下がっている標識みたいなものを指さしていた。


ん?と思ってみてみると、その看板はグラグラしてるというかガタガタ言っていた。

それで「じ、地震だ!」とやっと気がついたけど、

日本人たる者、多少の地震には慣れているのでとりあえず見守る。

見守った結果、「逃げ遅れた」と思った。


若い女性たちというのは、とりあえず悲鳴を上げる。

私の後ろに並んでいた女性3人組は、キャー!!!!って言いながら走っていた。

その悲鳴を聞いて、遅まきながら危機に気がついて、私もダッシュして逃げた。

出口付近で人が多くてすぐには外に出られず、落ち着かなくて

低い声で「おいおいおいおい」「やばい、やばいだろ。。。」とかブツブツ言ってた。


基本的にギリギリ人生を生きていて、人生においてダッシュする機会というのは数多くある。

昔、同じ部署にいた友達といつもギリギリの電車で出勤していた。

駅に着くと最も階段に近い場所に到着するドア、というのを心得ていて

ドアが開いた瞬間に飛び出す。隣のドアからもその友人が飛び出してくる。


二人で走る、走る、走る。所が二人で走ると結構音が響き渡る。

前の人がその音に驚いて振り返ったりする。

そこで二人で足並みを揃えることを決めた。

そうすることで音が重なって、ドカドカとダッシュしていることに驚かれることも無くなった。


そんな朝からの部活並みのトレーニングを重ねていたわたくしではありますが

あの成田でのダッシュが、高校生以来の最も真剣に走った一本だったと思う。


成田の天井は何故か物凄い音を立てる構造になっていて

揺れというか、天井が落ちて来る!!という恐怖があった。

多分NZの地震のことも頭に残っていて、建物が崩壊するんじゃないかと思った。


成田は耐震構造になっていて大丈夫だったらしいが、とにかく音が怖かった。

でも考えてみればあの音のせいでみんな、外に避難したと思う。

静かに揺れていたら、危機感も薄かったんじゃないかと。


そんなこんなでとりあえず空港外に避難した。