待ちわびた朝が来た。
この日は、朝からみんな自分のフライトがどうなるのかという事を気にしていた。
とりあえず、エアライン側と話をするために皆カウンターに並ぶ。
きょう子さんと私は同じ便でLAに行く予定だったけど、
きょう子さんはJAL側からチケットを購入していて、私はアメリカン側だった。
そのため、問い合わせる先が違った。
JALは一日目から、本日のキャンセル分を明日以降に振り替える
手続き案内などを放送で流していて、皆夜の10時までにカウンターに並んで
職員の方々と話すことになっていたけど、
アメリカン側からは何の連絡もなく、そもそもカウンターに人もいなかった。
きょう子さんはJALの人と話す時に、同じ便だからと言って
アメリカンからチケットを購入している私の分も一緒に
waiting list に名前を載せることはできないかと一生懸命交渉してくれた。
管轄も違うので、結局それは叶わなかったものの、
何だかとても嬉しくて不安な気持ちが和らいだ。
何度も聞いたんだけど、ダメだったのよ、ごめんなさいね、
ときょう子さんは言っていた。
一人でとても不安だったし、そんな時にあの状況で、私の分まで気を遣ってもらって、
そうやって気にかけてもらうことが嬉しかった。
一体アメリカンはどうなっているんだろうと、良く分からないまま朝を迎えると
気がつけば8時過ぎから人がカウンターに並んでいた。
その日のフライトのチェックインで人が並んでいるのか、
それとも昨日の便について話すために人が並んでいるのか分からない。
するとオセアニア一家の奥さんであるRちゃんが並んでいるのが見えた。
Rちゃんの所へ走って行ってこれは何のための列なのか、と聞くと
今日の便に乗れるのか聞きたいし、とりあえず並んでいると言っていて私も列に入れてくれた。
これは平たく言えば「横入り」というものであり、非常に後ろめたく、
いかがなものかとも思われたけど、すぐに列に入れてもらった。
(後ろに並んでいたみなさん、ほんとすみません)
Rちゃんの目の前には2人ほど並んでいて、私達は3番目だった。
が、油断禁物。順番は全然回ってこなかった。
最初に話している人が、私が割り込んだ並び始めた時から数えても30分以上。
その次のアルゼンチンから来たおじさんに至っては、
(パスポートを除き見たらアルゼンティーナとあった)
1時間も話しこんでいて、結構びっくりした。
Rちゃんの旦那さんは見かけも外国人で、学生時代に日本に来日したそうだ。
今ではとあるスポーツの日本代表を務める選手であり、
日本に帰化もしているそうだけど、外国人として日本に来たとは
とても思えないくらい完璧な日本語を操っていた。
この時もそのアルゼンチンのおじさんの後ろに並びながら
「おじさんも、ねばるね」
と言っていたその日本語が完璧すぎて、ちょっと心が和んだ。
とりあえず、ひたすらひたすら待ち続けた。