“吐き戻し”と“嘔吐”を見分けるたった1つの視点

赤ちゃんが吐いた瞬間、
多くの親が同じことを考えます。

「これ、病院に行くべき?」

ネットには情報が多すぎて、
逆に判断が難しくなりますよね。

だから今日は、覚えることを最小限にします。

見るポイントは量ではありません。
“圧力(エネルギー)”です。


1|吐き戻しは「重力」で起きる

吐き戻し(spit-up)は、
ミルクが逆流しただけの現象です。

赤ちゃんの胃の入り口はまだ未熟で、
フタがゆるい状態。

つまり
入れたものがそのまま戻る。

観察するとこう見える

・タラーっと流れる
・口から静かに出る
・泣かない
・吐いたあと機嫌が良い
・また飲む

これは体の設計上の仕様です。
異常ではありません。


2|嘔吐は「収縮」で起きる

嘔吐(vomiting)は別の現象です。

体が“外に出そうとして”吐きます。

つまり
腹筋+胃が強く収縮して押し出す。

見え方が変わります

・ピューっと飛ぶ
・体をこわばらせる
・顔色が悪い
・吐いたあと元気がない

ここで初めて
医療的な原因を考えます。


3|親が混乱する理由

多くの親が「全部吐いた」と感じます。

でも実際は違います。

布に広がると
10倍くらいに見えるだけです。

だから量では判断できません。

力が入っていたか?
これだけ見てください。


4|受診ライン(覚えるのはここだけ)

次のどれかがあれば様子見しません。

・噴射する吐き方
・緑色 / 黄色 / 血
・ぐったり
・おしっこ減少
・体重が増えない
・発熱を伴う

それ以外で
元気・食欲・体重があるなら

ほぼ吐き戻しです。


結論

親が怖いのは「吐くこと」ではなく
意味の分からない吐き方です。

判断基準を1つに減らすと
不安は大きく下がります。

静かに戻る → 構造の問題
勢いよく飛ぶ → 体の異常の可能性

迷ったら受診でOK。
でも毎回パニックになる必要はありません。

知識は安心のためにあります。