無関心だった。道行く人の服装も、言葉も、すべてが空回りのように自分に思えた。私は、期待しているのではないか?誰かが、自分を殻を破り、手を差し伸べてくれることを。
童樹信之助、年齢=彼女いない歴。15歳。パッと見人が良さそうである。長身ながら、それを生かそうとはせず、何か見つけようと歩き続ける。けれどその目には精気はなく、どこか虚ろに見える。
中学は何度もクラブに誘われた。けれど、自分に自信が持てなかった。そのためすべてを断ってきた。そして、都内にある公立の高校に進学し、今、部活動勧誘が盛んな校庭を横切っていく。
「吹奏楽!音楽に関心あるなら是非うちの部に!」眼鏡をかけた理系っぽい男子が話しかけてきた。
「漫画・・・描きたくありませんか?」世間でいうオタジョっぽい子がチラシを渡してくる。
「これから時代にITは欠かせないっしょ!パソコン部に入らないかい?」小柄な、調子乗りが良さそうな男子に話しかけられる。
童樹は、それらすべてに目もくれず、無視した。
が、止められた。
目の前に自分と同等かそれ以上の身長を持った人が道を塞いできたのである。
「・・・なんですか?」童樹は少し困惑した顔で、尋ねた。
「お前、柄体がいいな。バスケ部に入れ!」190cmありそうな男が、話しかけてくる。
「やめろ大木。そいついかにも頼りなさそうだぜ?」眼鏡をかけた男が横に目を向ける。背は、自分と一緒くらいだ。
「けど今年の一年はどいつもこいつもチビで話にならねぇ。なぁお前よ、これから教育って形で俺たちがしごいてやるから、バスケ部に入れ!」
・・・滅茶苦茶だなぁ、内心そう思い。しかし、童樹の中で何かがこみあげて来るものがあった。
童樹信之助、年齢=彼女いない歴。15歳。パッと見人が良さそうである。長身ながら、それを生かそうとはせず、何か見つけようと歩き続ける。けれどその目には精気はなく、どこか虚ろに見える。
中学は何度もクラブに誘われた。けれど、自分に自信が持てなかった。そのためすべてを断ってきた。そして、都内にある公立の高校に進学し、今、部活動勧誘が盛んな校庭を横切っていく。
「吹奏楽!音楽に関心あるなら是非うちの部に!」眼鏡をかけた理系っぽい男子が話しかけてきた。
「漫画・・・描きたくありませんか?」世間でいうオタジョっぽい子がチラシを渡してくる。
「これから時代にITは欠かせないっしょ!パソコン部に入らないかい?」小柄な、調子乗りが良さそうな男子に話しかけられる。
童樹は、それらすべてに目もくれず、無視した。
が、止められた。
目の前に自分と同等かそれ以上の身長を持った人が道を塞いできたのである。
「・・・なんですか?」童樹は少し困惑した顔で、尋ねた。
「お前、柄体がいいな。バスケ部に入れ!」190cmありそうな男が、話しかけてくる。
「やめろ大木。そいついかにも頼りなさそうだぜ?」眼鏡をかけた男が横に目を向ける。背は、自分と一緒くらいだ。
「けど今年の一年はどいつもこいつもチビで話にならねぇ。なぁお前よ、これから教育って形で俺たちがしごいてやるから、バスケ部に入れ!」
・・・滅茶苦茶だなぁ、内心そう思い。しかし、童樹の中で何かがこみあげて来るものがあった。