昨年の初夏より胃がんの治療を続けていた母が3月24日に永眠しました。

 患部が噴門部だったため手術できず、長期にわたって抗がん剤治療を行っていました。

 年明けで治療終了となり、自宅で緩和ケアをしながらの約3ヶ月でした。


 この間、いろいろありましたが、必然的に家族というものをよく考える時間でした。

 来月には納骨があるのですが、いまだ現実味が薄いです。


 母が生きているうちに親孝行できなかった後悔や罪悪感、産んで育ててもらった感謝の気持ちなどマーブル模様のように自分の内側で渦巻いてます。

 母から託された言葉、遺言にも似た、こうして欲しいという希望をこれから握りしめていかなければならないのですが、どこまで期待に応えられるかわかりません。


 自分の身もこころも少し壊れていて、要修理状態なのがわかります。

 夏までに復調していければいいなと、漠然と思う次第です。


 現実逃避なのか、ここ近年ないくらい読書量が増えています(かつて病んで読めなくなったので、どうやらこれは治っているようです)。


 悲しみの波は小出しに訪れますが、越えていけそうな気もします。