新型コロナウイルスとパルスオキシメーター
みなさん、こんにちは。サンドラッグすたっふです。みなさんは「パルスオキシメーター」をご存知でしょうか?パルスオキシメーターは、簡単に説明すると動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置で、低酸素血症を発見することができます。数値については、指に挟んで測定を行っています。そのパルスオキシメーターですが、最近は品薄になっていることが多いのです。これは、パルスオキシメーターがコロナウィルス感染症(COVID-19)と大きく関係しているためです。新型コロナウイルスの症状の一つに「低酸素血症」というものがありますが、通常、身体を流れる血液中の酸素が高度に低下した状態のことを「低酸素血症」や「呼吸不全」と呼んでいます。この症状については強い呼吸困難が起こることによって気づきますが、新型コロナウイルスの場合はそうではありません。新型コロナウイルスでは、強い低酸素血症があるにも関わらず呼吸困難が起こりにくいため、重症化したときの発見が遅れてしまうことがあります。つまり、本人も周囲も気づかないうちに重症化してしまうケースがあるのです。このように、重症化の発見が手遅れとならないように使用される機会が増えたのが、パルスオキシメーターです。ただ、「新型コロナウイルスへの感染を発見する」ための機械ではないため注意が必要です。また、適切に使用しないと誤差が生じてしまいます。そして実は、パルスオキシメーターは「高度管理医療機器」と「雑品」に分類されるのですが、これは意外と知られていません。高度管理医療機器に関しては、コンタクトレンズやペースメーカー等、副作用や機能障害を生じた場合に、生命・健康に対するリスクを伴う可能性もあります。使用目的と使用方法を正しく守って、みなさんの感染リスクや生命・健康に対するリスクを少しでも減らすということが大切なのではないでしょうか。それでは、またの更新でお会いしましょう。byサンドラッグすたっふ