少子化による人口減少に伴ってわが国の働き手が不足する事態に対応すべく移民を受け入れようとする議論がありますが、私はこれには反対です。現在フランスで起きているISのテロ実行犯は元々移民としてフランスに入植した人々の2世3世としてフランス国内で生まれ育った人間です。もし日本でも当座の人手不足の解消の為に移民を受け入れたとしても、その先人口動向が上向いてくれば移民の末裔は余剰の民となり貧困と冷遇のうちに犯罪者に落ちていくことになるかもしれません。そもそも人口減によって労働力不足を論ずるときに人口減が消費者も減少することを考えていないことがまちがいです。現在の生産を維持し出来れば増進していきたい。それが発展的に物事を考える正しいものの考え方だとの固定観念のとらわれているのです。人口が減ったら需要も落ち込みますので、生産を維持すれば供給過剰となり、在庫は増え、賃金は上がらず、経済は停滞します。働き手は消費者でもあるのですから働き手が居ないのは売る相手が居ないことでもあり、無理して働き手を確保する必要は無いし、移民を安い労働力として導入するならば、移民労働者の購買力は生産力を下回るので景気の減速を招き社会不安が増大します。
中国人観光客の爆買いを横目で見ながら観光の振興によってインバウンド経済をもくろむ活動が活発化しておりますが、これについても私はいささか疑問に思います。少なくともこのことで私自身にとって経済的メリットがもたらされる見込みはありません。多くの外国人に来日していただき、日本のいいところを理解していただくことはいいのですが、金儲けが目的で外国人をどんどん呼び込むというのはいかがなものでしょうか。まぁ一家に置き換えますと、お土産が目当てで他人を家に上げて、友達になれればいいけれど、床框をベンチにして腰掛けてしまったりポップコーンを頬張りながら物珍しげに家中を歩き廻られては落ち着かない。旅行業者や百貨店が商売するために国中を見せ物小屋の雑踏にされてはかなわない。金儲けのことばかり先走って何が目的なのか皆わからなくなっています。本当に大切な人だけが気軽に来てくれればいいのであって手土産欲しさに有象無象わけのわからない連中まで引き込むほどこの国は情けなくなってしまったのでしょうか。