メルマガ「週刊正論」より引用させていただきました。
菅直人に危機管理について、語る資格はないと思います。

メルマガ「週刊正論」          令和元年9月17日号
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【菅直人元首相に千葉県内の大規模停電で危機管理を語る資格はない】

菅直人元首相(立憲民主党)は16日、ツイッターに新規投稿し、台風15号による千葉
県内の大規模停電について、「内閣改造が忙しくて初動が遅れたことは明らか。危機管理
にとって初動の遅れは致命的。責任は大きい」と、安倍晋三首相をはじめ政府の対応を批
判しました。
菅氏は自身が首相だった平成23年3月11日の東日本大震災と、今回の停電への対応を
比較しています。
「千葉県の停電に対する東電と安倍総理の対応余りにも遅い。私が福島原発事故発生の翌
朝現地に行って、吉田所長から直接話を聞いたことに批判もあったが、その後の対応には
極めて役立った」
停電に対する政府・千葉県・東電の対応の遅れには検証が必要ですが、だれもが菅氏に言
われたくないと思っているでしょう。そこで、東京電力福島第1原発事故で、所長として
現場の指揮を執った吉田昌郎氏(故人)が政府の事故調査・検証委員会(政府事故調)に
対し、菅氏の現場視察をどうみていたかなどを話している場面を紹介します。質問者は政
府事故調の調査委員です(肩書は当時)。
【菅首相は事故発生翌日の平成23年3月12日午前7時11分に福島第1原発を視察に
訪れた】
●いつごろ首相が来られるという話になったのか
 吉田氏「時間の記憶がほとんどないんです。(午前)6時前後とかには来るよ、という
情報が入ってきたんだろうなという」
●首相は所長に対し何を話したのか
 吉田氏「かなり厳しい口調で、どういう状況になっているんだということを聞かれたの
で、電源がほとんど死んでいます、制御が効かない状況ですと。何でそうなったんだとい
うことで、津波で電源が全部水没して効かないですという話をしたら、何でそんなことで
原子炉がこんなことになるんだということを班目(まだらめ)(春樹原子力安全委員長)
先生に質問したりとか」
●いかに現場が厳しい状況か説明したのか
 吉田氏「十分説明できたとは思っていません。自由発言できる雰囲気じゃないですから