毎朝、目覚ましの鳴る前に目が覚める

 

すっと起き上がって

猫に餌をあげる

 

猫がカリポリ餌を食べる音の横で

台所の昨晩の洗い物を仕舞い

 

お弁当の準備に取り掛かる

私のお弁当

 

くるくると体が動き

リズミカルに料理が進んでいく

 

何分もたたないうちに

美味しいお弁当がいつっも出来上がる

 

かつて必死に作っていた時とは違って

隙間ができても

品数かなくても

一品でも構わない

 

何の屈託もなく

私の美味しいお弁当が出来上がる

 

「美味しいお弁当」を持って

 

職場に入ると

 

そこは戦場だ

 

秒単位で現場の仕事が回っている

 

くるくる身を翻し

隣通し合いの手を打って進んでいく現場

 

時々、異色なテンポでうまく回らないこともあるけれど

 

そんなドタバタしている自分がどこかそれを楽しんでいるよう

 

昼時の美味しい時間が私を励まし元気づけてくれる

 

アクシデントも越えて笑いに変えていけるもの

 

美味しいいお弁当のお陰かも知れない

 

だれが作ってくれたの?

 

それは「わたし!」

 

最高のシェフが自分であるなんて最高!?