突然、愛用していたパソコンば壊れてしまった。

真っ黒のままの画面に

3年半の月日が消えていく

 

家族と同居していた時から使ってきたものは

ことごとく壊れて私の前から消えてしまった

 

パソコンのその一つだ。

 

その間、2度目の宅建の試験の発表があり

今回も果てた。

 

一回目は自己採点で満点をとって落ちた

二回目は中3分の一がすべて不正解だった

 

一度目の不合格では不思議になんとも思わなかったが

 

2度目の不合格が確定したとともに

私の目の前の「したい」と思っていたことはすべて消え

途方もなく、ただただ、涙がこぼれた

 

ぽろぽろと

温度もない水のような涙が

意志と関係なく落ちていく

 

なぜ泣いているの?

悲しい?

いえ、悲しいのではない。

 

私が「したい」と思っていたことは

幻想だったということがわかったから。

 

私は「しよう」としていただけ

 

2年の月日が流れて

 

心と体を削って

打ち込んだ結果

分かったことは

 

人間ここまでしなくてはわからない

 

失敗に失敗を重ね

初めて、本心がないことに気が付くこと

 

でも

ここまで、本心がなくても支えてくれたものは何?

 

周りの人の愛、まなざし、言葉

 

失敗しても待ってくれていた人

 

裏切るようだけど

 

もうできないと言おう

 

自分も相手ももうだますことはできない

 

真実はもっと近くにあると思うような気がしている。

 

新しい白いパソコンをうち

 

新しい自分に徐々になりつつあるような、

 

そんな気がしている。