夫婦の別れが近づいた

調停が行われた

 

25年間壊れそうな関係を

必死に取り繕って「頑張ってきた」

その時間に「別れ」をつける

 

そう、その時の自分に別れを告げる

相手は自分の作ってきた「影」

 

最後の最後まで

本心を明かさない「影」

 

そしてまたもや、問題から逃げたくなる「私」

諦めと言う名の、

「自分が大人になって」と

相手を一段低く見た態度で、

逃げたくなる。

 

こうして25年間やってきた結果がこれなのに。

 

相手の本心に向かって叫べ!

 

吠えろ!心の底から!

 

熱く、マグマのような怒りはどこへ言ってしまったのか?

 

毎日、毎日、帰りを待ってイライラして

怒りを溜め込んできたそのエネルギーは

どこへ行ってしまったの?

 

私は本心で本気で人の心に当たっていく勇気を失ってしまったのだ。

 

人に絶望しすぎて

 

人生に絶望しすぎて

 

運命に絶望し

 

自分に絶望した。

 

自分を信じない人間が誰を信じるというのだ?

 

自分も相手も信じられないから、本気で当たっていけない。

 

空気の抜けたタイヤのようにフニャフニャと

 

心がねじれて横道にそれてしまう。

 

自分を信じ、人を信じ、

 

本心と本心で向き合える自分になりたい。

 

勇気を持ちたい

 

不出来ながら愛を尽くした家族を

 

決心して屠るために。