連休の後半

 

空に高く

うろこ雲が並んでいる

 

日課のジョギングをして

バタンと草の上に倒れ込んでいると

 

娘の子どもが顔を覗き込んで

「ママさん大丈夫?少し休んでたら?

あたしはここで花積んでるから」

と隣でシロツメクサの花を摘み始めた。

 

「ママさんもつくってみたら?」

腕にシロツメグサのブレスレットをして

彼女は言った。

 

「ママさん

 

みんな、神様に光を照らす存在になるからと

 

お願いしてうまれてきているんだよ。

 

これはテストなんだよ。

 

合格しないと、また生まれ変わって同じところからスタートだよ。」

 

と、言った。

 

 

いま、この時期がテストなの?

 

なんのテスト?試されている?

 

いや、自分でテストを志願して生まれてきたのだという。

 

じゃあ、自分でトライして、今の課題に直面しているということ?

 

さらに、彼女の言うことには

 

兄にい(長男は)は神様の持っているリストをみて

 

ママさんのところを選んでこの世に降りてきたという

 

この人なら育ててもらえるだろうって。

 

そして、神様のところで

 

何かを大切なことをし忘れて、

 

目が悪く生まれてきたと。

 

いともスラスラ答えた。

 

彼女は何を質問してもスラスラ答えた。

 

「なんで知ってるの?」と聞くと

 

「そんなん最初から知ってるもん、、」という。

 

出会いも、苦労も、何をするかも

 

大方、自分で決めて、この世に生まれてきているらしい

 

 

しかし、小学校3年生の女児がなぜこんな知識を持っているのか?

 

 

…数時間後、彼女と彼女のお母さん(娘)と3人で外食をすることになった。

 

近くのレストランは連休後半で賑やかだった。

 

慌ただしい中、「今日の話さあ、」私がと聞くと

 

彼女は覚えていなかった。

 

「あの話、あれ、あれだよ!」と言っても

 

彼女は「なんのこと?」といった顔をしている。

 

(子どもは、後もすぐ話しを忘れてしまうのだろうか?)

 

娘が言った

 

「降りてきた言葉はすぐ忘れてしまうんだよ」

 

『降りてきた』?

 

彼女を通して神がメッセージを?

 

 

それくらい、

 

私は今こちらに意識を向けなさいと

 

神はこれほどまでに

 

してくださったとは。

 

彼女は今日、私の「天使」だったのね…。