M族 | すあ姫 兆女のらく〜にいい暮らし

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これは、フィクションではなく、チャネリングによって降ろされた物語。

@沖の縄島、玉城

 

M族

 

 

 

琉球王国と対立していた、有能漁師一族。

 

豊潤な漁場のある無人島の小島を、漁の最中に見つけ、

颯爽と一族で移住した。

 

一族の中には、王国の中枢拠点が近いことを懸念するものもいたが、

族長の一声で、決まった。

 

族長曰く、

「我が一族はいつでも海に逃げられる、この漁場は変えがたい豊さだ、何より敵のそばにいる方が意向が探りやすくていいものだ。

 

あまりに遠く離れていると、見知らぬ別の勢力と対峙することがあり得る、海の彼方からも、空の上からも、王国は降りてくるものだ。

見知っている王国の勢力が強い領域に暮らす方が、敵がよく見えて良い。」

 

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今ではO島と呼ばれているが、

元は、一族の家名をとってM島と呼ばれていた。

 

 

今でも、その集落は健在である。

島の名前は変えられ、一族の歴史も琉球王国の方針に従わされて変えられた。

 

 

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龍が司る王朝において、

龍を信じない漁師の一団は疎まれた。

 

神々が海の彼方からやってきた時も、M族はたじろがなかった。

海にはなんでもいるものだ、

我らの神は、竜でもなく 飯となる魚たちでもなく、この一体の海だ、海水だ、海流と潮だ、

しょっぱい水のような海の水だ。

 

食べれる魚を蓄えているこの海だ、

 

たとえ龍が海の向こうから来たとしても、海の彼方から来ただけで、海から来たかどうかは誰も知らない。

 

たとえ龍が海のものだとしても、我らにとっては、魚の1匹と同じだ。

 

龍だけに従うわけにはいかない。

 

それが、代々の族長の考えだった。

 

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つづく〜〜

 

 

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