アーユルヴェーダの浄化療法 パンチャカルマ。
アーユルヴェーダに関してはほとんど知識のない状態でしたが、「だからこそ」という友人のアドバイスが脳裏に残っていて、結局シヴァナンダのニヤルダムアシュラムにあるアーユルヴェーダクリニックで2週間コースを受けました。
体質や性質(ドーシャ)によってトリートメント法や治療中の感じ方が全く異なるようなので詳細は控えますが、
私の場合のトリートメント後の変化としては、
・体重が数キロ落ちた
・肌がきれいになった
・昨夏肺炎したときからあった胸の不快感がなくなった
・消化がよくなった
というかんじでした。
(施術直後の変化。今は元に戻ったものも。)
アーユルヴェーダは基本的に消化力が落ちて毒素が溜まることを良しとしないので、治療中は食事制限、冷たい水を飲まない・浴びないなどの制限がありました。そのほか、日光に当たりすぎないなども。
そして、治療後も治療した期間と同じ期間だけ、治療中とできるだけ同じ食事制限と生活を求められます。(私の場合は2週間コースなので、治療後最低2週間同じような生活を送る)
そんなことも知らずにパンチャカルマを受けてしまった私は、
治療後、インドにいるのに大好きなチャイが飲めない(カフェインNG)、チャパティが食べられない(パンや麺類など加工プロセスが長いものNG)、一部のおいしいベジスイーツや酸の強いフルーツが食べられない(白砂糖、脂っこいもの、辛すぎるもの、柑橘系やパイナップルなど酸性の強いフルーツ、ヨーグルトなどの発酵食品はNG)という悲しい日々を過ごしました。
最初は拷問のように感じましたが(笑)、
落ち着いて考えると、感覚器官の制御が全くできていない自分に気付いたり、人と比べてうらやんだりしていることに気付き、自分のマインドの癖を知るという意味ではとてもチャレンジングな良い機会となったと思います。
逆にその制限の中でも、美味しいご飯が食べられることに感謝できたり、新しいベジレシピのアイデアをいただけたり、日本に帰っても同じような食生活を続けやすいきっかけを与えてもらいました。
結果的には、肉体の変化よりも、
普段食べ過ぎていたり、遅い時間に食べることがあったり、栄養のことばかり考えて消化力のことを考えていなかったり等々、食事や生活習慣に対する考えを見直すきっかけになったことが一番大きな収穫でした。
一緒にパンチャカルマ体験を共有できた世界中からの仲間に出会えたことも財産。
そして今も日々いろんなベジ料理に挑戦中!