トラ猫が深夜も出迎えるトラ猫トラニャはワガママである。 わたしが期待通りに行動しないとむくれる。 門限はどうやら11時のようで、 それを過ぎると、玄関で出迎えず、 思い切り不機嫌な表情でベッドにいる。 それが常だったのだけれど--- さいきん、門限を過ぎてもお出迎えしてくれる。 そのときの表情が、どこか不安げに見える。 クロが死に、シャムが死んで、 やっぱり寂しいのかな、と思う。 いつかまた、ヒゲの先までビリビリ不満な この顔で迎えてほしいと願う。