いきなり猫三匹と暮らす -481ページ目

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

いきなり猫三匹と暮らす

相変わらずあんまりフトンに入ってこないトラ猫トラニャ。
いっしょに寝たいようではあるのだ。
夜更かししていると、フニャフニャベッドの上で鳴いて
わたしを呼ぶ。

それなのに、いざわたしがベッドに入ってトラニャを呼ぶと
ふとんに入ってこない。

シャムはもういないのに--

いや、いるのかもしれない、とふと思った。
わたしがシャムをいちばん思い出すのはベッドの中だ。
いつもいっしょだったから、
どうしても思い出してしまうのだ。

それでトラニャは入って来れないのだろうか。
わたしの心にシャムを感じるのだろうか。

トラニャがわたしの横で安心して眠れるのは、
わたしの中のシャムの記憶が薄れてからなのかもしれない。