いきなり猫三匹と暮らす -436ページ目

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

いきなり猫三匹と暮らす

トラ猫トラニャはわたしの外出をいやがる。
昔からそうだが、最近ひどくなった。

今朝、わたしが身支度をしているときから
付きまとってヒャウヒャウ鳴いた。

ごめんよ、お留守番お願いね、
そう言っても聞く耳を持たない。
わたしの足に前足をかけてすがる。

玄関までついてきて、わたしが靴に足を
入れようとしたところで、
ウゥンと、不満と悲しみの入り交じった
声をもらして奥に走り去った。

小さな声が胸を穿つ。
やはり寂しいのかと思うと辛い。

トラニャ、ごめんよ。
君とずっといっしょにいたいんだよ。
でも仕事だから仕方ないんだ。

そう言ってもトラニャには分からないのであった。