いきなり猫三匹と暮らす -415ページ目

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

不意にシャムの姿が視界の隅に映ることがある。

シャムはもう死んでしまったのに。

別に変わった様子ではなく、
ただ歩いているようなことが多い。

特にシャムのことを考えていたときに
見えるわけではなく、
ただぼんやりとしているときにそれは起こる。

シャムの姿が見えてうれしくても良いはずだけれど
まだ何かつらい。

エイズで高齢だったから、
仕方ないと最初は思ったけれど、
後から色々考えると、
口内炎で体力が落ちたのがそもそもの原因じゃないか、
そう思えてきて、
対応が遅れたことが悔やまれる。

もっと早く気づいていたら--
もっと早く手術の決断をしていたら--

考えても仕方ないなんて
分かりきったことだけれど、
どうしても考えてしまう。