黒猫クロが死んでもう1年たつ。
スリムでしなやかに美しかったクロは、
わたしにとって理想的な猫のイメージだった。
エイズが発症してほんとうにあっというまに
死んでしまい、
その引き際の潔さも彼らしいと思った。
クールな外見に似ず、甘えん坊だったクロ。
もっともっと可愛がってやればよかったと
今でも悔やまれてならない。
当時、長く病気のシャムを最優先していて
クロは二の次に扱いがちだった。
きっと埋め合わせをするから、
今ひとときは病気で高齢のシャムのことを
大切にさせてくれと、クロに謝っていたけれど、
年下でずっと元気であるはずの
クロのほうが先に死んでしまった。
構ってもらえないストレスが、
エイズの発症につながったんじゃないか‥‥
考えても仕方のないことだけれど、
やっぱりいつも考えてしまう。