いきなり猫三匹と暮らす -32ページ目

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

 

トラ猫トラニャの夢を見た。

トラニャを連れてお寺に行った。
宿坊でもあろうか、お寺の和室に着くと
トラニャは勝手に飛び出していなくなった。

さほど心配もせずに外に出てトラニャを探した。
けっこう時間が経った気がする。
日はまだ高い。あたりは明るい。

トラニャは墓石の影からひょっこり顔を出した。
毛波が乱れて傷もあるようで、
はるかな道のりを超えてたどり着いたかのようだ。

なぜだかトラニャは少し得意げな顔で
わたしに向かって責めるような声で鳴いた。

オマエが勝手にいなくなったんだろうが!

いつも通りトラニャはワガママで、
自分のせいだなんて全く思っていない。

ああ、そうだ。お前が正しい。
一緒にいない時間があるのは、いつだってわたしが悪い。