いきなり猫三匹と暮らす -246ページ目

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ


いきなり猫三匹と暮らす


トラ猫トラニャはベッドで寛げない。

わたしにくっついてゴロゴロ
ノドを鳴らすけれど、
なぜだか部屋の入り口を気にする。
もう誰も入ってこないのに。

膝の上では傍若無人だ。
アクビをし、伸びをし、
何時間でもまったりしている。

この違いはなんだ?

膝の上は戦い取った縄張りの
つもりなのかもしれない。

膝に乗るライバルはクロだった。
クロはトラニャほど膝上に居座らなかったが、
それでもトラニャは自分が乗りたいときは、
膝をたたいてクロを追い出そうとした。

そんな時、クロは大人の対応で譲っていた。
それをトラニャは勘違いして
自分が勝った気でいたかもしれない。

ベッドでは、シャムとクロが
わたしの側の居場所を争っていて
トラニャが介入する余地は
全くなかった。

その違いが今でも影響しているのか?
猫にとっては戦い取らないと
自分のものという気がしないということか。