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いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

いきなり猫三匹と暮らす

昔から宇宙や星の話は好きで、
高校大学と天文部に所属していた。

皆既日食はぜひ見たいと思っているのだが、
金環日食についてはあまりそそられなかった。

たぶん原因のひとつは、なんだか
マスコミが感動をあおっているような
感じがすることだったかもしれない。

「宇宙の神秘」的な表現をよく耳にしたが、
日食は太陽が地球の影に入るだけの話で、
地球上のどこかで毎年起こっている。
完全に予測可能なありきたりの現象だ。

皆既日食を見てみたいと思うのは、
ダイアモンドリング現象がとても美しいと
聞いているからだ。
神秘でなくても美しいものは見たい。

金環日食はそういう魅力がない。
正直、黒字に白い輪を描いた画像を見てるのと
大して変わらないんじゃないか?

それは言いすぎだとしても、
TVでじゅうぶんという感じもする。

たとえば猫をTVを通してだけ知っているのと
実際に猫と接するのとでは大きな違いがある。
手ざわり、におい、猫のリアクション等、
TVでは絶対に分からないことがある。

だが、太陽は1億5千万キロの彼方にある。
しかも、肉眼で見れない。
というか、見てはいけないことになってる。

日食グラスや投影板を使った観察は、
なんだか間接体験っぽい。

ワザワザ見なくてもいいか---

怠け者なので、いまいち意欲が
わかなかったのだ。

だが、結果的には見ることにして
良かったと思う。

(つづく)