お盆休みが終わって出勤。
めんどいなーと思いつつ支度をしていると、
トラニャが、意外そうな顔で、
小さくフニャアと鳴いた。
しばらく長い外出をしていないので、
もうずっと家に居ると思ったのだろうか。
--なんだ、やっぱり出て行くのニャ
いつも偉そうにしているトラニャ。
「ご飯くれ」のときも、
「じゃらし振れ」のときも、
お前どうしてそんなにいばってるの、と
言いたくなる。
そんなトラニャの小さく鳴いた声は、
悲しそうと言うほどではなかったけれど、
少し寂しげで、
トラニャの本音がのぞいた感じがして、
出勤がいっそう嫌になった。
ごめんね、トラニャ。
ホントはずっと一緒にいたいんだよ‥‥
そう言ってもトラニャには通じないのであった。