肉を連想する音には敏感なトラ猫トラニャ。
夏に肉をあげるつもりはないので、
期待させるとかわいそうなのだが、
人間も缶詰を食べるときはある。
--ごめんね、トラニャ‥‥
そう思いながら缶を開けた。
だが、トラニャは来なかった。
知らん顔をしている。
これは、まさか音を聞き分けたのか?
確かに、猫缶とは開ける音が違う。
今回の場合、サイズと材質の両方が
違った。音の違いはわたしにも分かった。
そういえば、以前も似たようなことがあった。
缶ビールを開ける音も、缶詰を開ける音に
少し似ているので、さいしょは猫たちが
集合したのだが、
すぐに音の違いを聞き分けるようになったのだ。
缶ビールと缶詰の違いよりも、
アルミ缶と鉄缶の違いのほうが
微妙だと思うが、トラニャにはちゃんと
分かったようだ。
もしかして、トラニャは意外にお利口?
いや、耳がいいだけだな!